劇場公開日 1986年12月20日

「心臓ばくばく」キングコング2 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0心臓ばくばく

2019年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル

 当時の続編モノには無理のある作品が多かった。それでも宣伝はかなりセンセーショナルだった記憶がある。

 クレーンで運んだ人工心臓がガタっと落ちそうになるシーンなど、意味もなくハラハラさせられる手法。しかし、その後はそれほど昂揚感があるわけでもなく、なんとなくコミカルに展開していくような・・・また、医師であるリンダ・ハミルトンと冒険家(?)の男が関係を持つのが早すぎるため、彼らに感情移入することもできない。

 軍隊とコングとの衝突や、谷間でハンターたちが爆破させる視覚効果もチープなもの。序盤の特撮技術がかすんでしまうくらいなのです。

 ストーリーにしたって、せっかく感動した前作を冒涜しているし、安易にレディー・コングを登場させることも馬鹿げている。はい、二匹とも死にました・・・けど、赤ん坊が生まれましたのでハッピーエンドです!と言われてもねぇ~。それに、音楽も『未知との遭遇』にどことなく似ているところがどうもひっかかる。

 ちょっとだけ良かったのは暗に軍隊批判をしているところかな。

kossy