「カンボジアの悲劇」キリング・フィールド 重さんの映画レビュー(感想・評価)
カンボジアの悲劇
1973年のカンボジア。サムウォーターストン扮するアメリカ人記者シドニーシャンバーグは、カンボジアに着くやいなやカフェで米軍の誤爆攻撃を受けた。ハインSニョール扮するカンボジア人助手ディスプランとともにクメールルージュが支配した取材していた。外出禁止令、送信機破壊などの中で、プノンペンが陥落すると大虐殺が起こる可能性もあった。記者でもあるプランも決断が迫られた。
2019年にカンボジアを訪れたが、アンコールワットでも戦火の跡が見られた。今では日本語学校で日本語を覚えて日本へも研修生を送れるくらい平和になったのだが、ポルポト時代の悲劇はカンボジアにとって大きな痛手となったであろう。この映画は、カンボジアの悲劇を良く伝える貴重な物だと思う。また、決死の覚悟で取材した記者の勇気を讃えたいものだ。
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