キリング・ゾーイのレビュー・感想・評価

役者は良いのだけれど、ストーリーと演出があんまり。

　明日銀行強盗をするというのに全く緊張感がなく、早寝もしないどころか、景気づけにヤクをやりまくっていて、心配になった。すると案の定まったくうまく行かないので、そりゃそうだろうと思った。あんな連中の仲間になった時点で身の破滅だ。一つもうまくいく要素がない。

　何度か見ているのだけど、改めて見たらそれほど面白くはなかった。もうちょっとヤクでらりってる場面が見たかった。

メインの銀行強盗までの前置きが長くて無駄なタクシーでの会話にセンスの無い下ネタの数々とJ・デルピーの胸のみを映す単調なベッドシーンに新鮮味の無い真似だらけの演出。

銀行強盗前にラリって乱痴気騒ぎ、次の日に支障をきたすだろうし強盗ヤル前に薬で捕まるってな位に派手で目立つ行動ばかり。

ヘロインなどの薬の描写も見せる気無いオシャレ感覚な撮り方でリアルじゃ無いし幻覚症状の映像をボヤかした感じもワザとらしいし演奏シーンの音符はディズニーのアニメみたいでショボい。

強盗に入ってからも可笑しな事の連続で初っ端でブッ放すのがそもそもの原因で最後までくだらない。

タランティーノのおこぼれ？でオスカー貰ってしまいには名前まで借りてクソ映画を撮ったコイツ。

映画「レオン」のG・オールドマンみたいなシーンやラストは「トゥルー・ロマンス」っぽいし「パルプ・フィクション」に肩を並べようとしている感も否めない。

「ベティ・ブルー」のあいつもクソみたいに演出しやがって映画を撮るセンスが丸っきりないでしょ！？

そこはかとないBL
６人がかりでサブマシンガン掃射した割に弾の当たりが少ない。
スタイリッシュとは程遠いドープ、バイオレンス描写。
ヘロイン＋ハシシ＋ビール
人質に容赦ない感じがいい
ラストからエンディングは薄っぺらいB級感丸出し
きれいなのはゼッドとゾーイの乳首だけ