恐竜の島

劇場公開日:

解説

蛇頚竜、翼竜などの太古の怪獣が徘徊する“時に忘れられた世界”に迷い込んだ人間の冒険を描く。製作総指輝はロバート・E・グリーンバーグ、製作はジョン・ダーク、監督はケヴィン・コナー、脚本はジェームズ・コーソーンとマイケル・ムーアコック、原作はエドガー・ライズ・バロウズ、撮影はアラン・ヒューム、音楽はダグラス・ガムレイ、編集はジョン・アイアランド、特殊効果はデレク・メディングス、恐竜シーンはロジャー・ディッケンが各々担当。出演はダク・マックルアー、ジョン・マッケナリー、スーザン・ペンハリゴン、キース・バロン、アンソニー・エインリーなど。

1975年製作/83分/イギリス
原題または英題:The Land That Time Forgot
配給:コロムビア
劇場公開日:1976年3月20日

ストーリー

第一次世界大戦のまっただ中の一九一六年。北大西洋を航海中だった連合軍の輸送船がドイツの潜水艦Uボートに撃沈された。辛じて助かったボウェン・タイラー(ダク・マックルアー)、女性生物学者リザ・クレイトン(スーザン・ペンハリゴン)を始めとする六人は、突然浮上してきたUボートを乗っとることにした。ボウェンたちは銃を片手にUボートにとび移り、ハッチが開かれるのを待った。やがて艦内で大乱闘が始まり、フォン・ショーンフォルツ(ジョン・マッケナリー)以下の乗組員を人質にした。Uボートはボウェンの指揮下に入り、中立港に向かって始動を始めた。数日後、Uボートの周辺で不思議なことが起こり始めた。中立港へ向かっている筈なのに、いつしか流氷群にとりかこまれ、一行の前に霧になびく神秘的な島が突然現われたのだ。“カプローナだ。二百年前に発見された忘れ去られた島だ”とショーンフォルツが叫んだ。Uボートは狭い地下水路をくぐり抜け、島の内海に出た。驚くべきことに、島はうっそうとした緑につつまれ、息をのむような美しさだ。だが、そう思ったのも束の間、内海から体長四、五メートルもある蛇頚竜そっくりの怪物が現われ、ドイツ兵一人を噛みくだき水面下に没した。信じられないことだが、ここには、太古の恐竜が棲息しているのだ。いつしか周囲には奇怪な恐竜が徘徊し始めていた。その夜、ボウェンとショーンフォルツはこの島から脱出するため協力し合うことを約束した。ショーンフォルツがドイツ兵を指揮、航海士のブラッドリー(キース・バロン)が連合国側の人間を掌握して、ボウェンが一行の指揮をすることになった。翌日からキャンプを設営し、食料と水を求めて島の奥に入った。翼竜や大トカゲと戦わなければならないのはもちろんだが、さらに人間らしい姿をした猿人も相手にしなければならなかった。捕虜にした猿人が言葉をもっているのを発見したのはリザだった。その猿人はボールー族の一人で名をムーアといい、彼の手引きで一行はさらに島の奥へと進んだ。ムーアが原油の存在を教えてくれたとき、一同は驚喜した。原油を精製すればUボートを動かし、文明圏へ帰れるのだ。ある日、ボウェン、リザと数人の男たちが探険の途中、猿人に襲われた。一行は次々に倒され、リザがさらわれた。その時、地軸をゆるがすような地震が始まり、噴火口から熔岩が噴出した。ボウェンは灼熱の熔岩の流れをぬってリザを救出した。だがその頃、必要量の原油精製を終ったUボートの一行はボウェンの帰りを待ちきれず、Uボートをスタートさせた。だが熔岩の熱とガスでUボートは身動きがとれなくなり内海に没した。生き残ったのはボウェンとリザだけだ。文明社会への復帰の希望を絶たれた二人は、新しい生活を求めて、島の奥地へとわけ入っていくのだった。

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