恐竜大行進
劇場公開日:1994年8月20日
解説
タイムマシンで現代のニューヨークに現われた恐竜たちの冒険と、子供たちとの交流を描いたファンタジー・アニメ。ディズニー・アニメに多大な影響を受けたスティーヴン・スピルバーグが設立したアニメ専門のスタジオ、アンブリメーション作品で、「アメリカ物語2 ファイベル西へ行く」に続く第2作。作家・イラストレーターのハドソン・タルボットの児童書を原作に、「月の輝く夜に」のジョン・パトリック・シャンレイが脚色。監督は「アメリカ物語2」のフィル・ニベリンクとサイモン・ウェルズ、「アメリカ物語」「リトルフットの大冒険 謎の恐竜大陸」で作画監督を務めたディック&ラルフ・ゾンダグ兄弟の共同。エグゼクティヴ・プロデューサーはスピルバーグ、フランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディ。音楽はオリジナルスコアを「ペリカン文書」のジェームズ・ホーナーが書き(挿入歌の作曲はホーナーとトーマス・ドルビー)、主題歌はリトル・リチャードの『ロール・バック・ザ・ロール』。日本語吹き替え版のみの公開。
1994年製作/アメリカ
原題または英題:We're Back!: A Dinosaur's Story
配給:松竹(UIP協力)
劇場公開日:1994年8月20日
ストーリー
帆船型タイムマシンに乗って太古の世界を訪れたニューアイズ船長と相棒のヴォーブは、4頭の恐竜に″脳味噌活性スナック″を与える。知能が向上して話せるようになった4頭の恐竜たち、ティラノサウルスのレックス、プテラノドンのエルサ、ハドロザウルスのドゥープ、トリケラトプスのウーグは、船長の説得で子供たちの夢をかなえるため20世紀の米ニューヨークを訪れる。4頭が最初に出会ったのは身なりと口は悪いが快活な少年ルーイで、彼らはすぐに友達になる。途中で知り合った金持ちのお嬢さんだが孤独な少女セシリアも加わり、一行は船長から落ち着き先と聞かされていたアメリカ自然史博物館を目指した。大きすぎる恐竜たちの図体をごまかすため感謝祭の大パレードに混じって住むが、4頭はロックンロールのリズムに乗ってはしゃいでしまい、子供たちは大喜びだが本物の恐竜であることがバレ、街は大騒ぎに。4頭とはぐれたルーイとセシリアは、ニューアイズ船長の弟で″エキセントリック・サーカス″の団長であるスクリューアイズ博士と、団員になる契約を結んでしまう。2人と再会したレックスたちは、博士の薬を飲むことを条件に彼らを開放してもらうことを了承する。だが、その薬は4頭をサーカスの見せ物にしようとする博士の罠で、彼らは元の獰猛な恐竜に戻ってしまう。ルーイとセシリアは、サーカスのピエロのスタッブスの協力で博士の陰謀をくい止めることができ、無事救い出された恐竜たちは博物館で子供たちと楽しい時を過ごした。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ディック・ゾンダグ
- ラルフ・ゾンダグ
- フィル・ニベリンク
- サイモン・ウェルズ
- 脚本
- ジョン・パトリック・シャンレイ
- 原作
- ハドソン・タルボット
- 製作総指揮
- スティーブン・スピルバーグ
- フランク・マーシャル
- キャスリーン・ケネディ
- 製作
- Stephen Hickner
- 音楽
- ジェームズ・ホーナー