「人間をうまく表現した作品」CUBE とみさんの映画レビュー(感想・評価)
人間をうまく表現した作品
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鑑賞後の気持ち
どこまでいっても人間は人間。
登場する人物はどれも人間らしい一部を体現した人たちだった。唯一、障害者だけがある意味で人間の理から離れていたから、人間というキューブから脱出できた。
しかし、この映画の面白いところは脱出🟰幸せではないところだと思う。人間である我々は、人間から脱した時に果たして幸せなのだろうか。映画内のキューブ内には食料も娯楽もない。キューブが人間という概念そもそもだと仮定するなら、人間にはないものを彼らは欲しっていることになる。自分たちにはないものを欲するから怪我をする。死ぬ。争いが起きる。キューブを受け入れて過ごしていればもう少し楽に死ねたのかもしれない。
それでも少しの希望にかけて、他人を蹴落としてでもキューブから出ようとする彼らが、また人間というものをうまく表現していると思った。
鑑賞後の心の変化
人間であることを認めたほうがいい
鑑賞後の行動の変化
なし
好きなシーン
なし
嫌いなシーン
なし
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