CUBEのレビュー・感想・評価
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タイトルが気になったら、絶対に観るべきサスペンス。
低予算映画のお手本の様な作品。サバイバルスリラー、ワンシチュエーションという難しい内容ながら、よく練り上げた脚本と思う。
だが、鑑賞者の幾つかの疑問は一切受け付けないストーリー展開。ラストまでに回収も無く、設定は強制的に受け入れるしか無く。様々な『何故』は各々で飲み込むしかない。
それでもやはりグイグイと引き込まれる設定、その最初のアイデアは素晴らしい。敢えてのクセが強い登場人物、極限状態の人間の本質的な部分は考えさせられる。かなりのエグい表現はあるので、グロいのが苦手な人はキツイかも。
登場人物達の心の機微がわかりにくく、感情の移り変わりや考えも理解しにくい。極限状態を表現するにしても、精神的に追い詰められるシーンや、体力的に苦しむシーンがもう少しあればと思う。
だがワースのラストのセリフ、こんな現代だからか20年以上昔の映画なのに深く心に刺さった。
演出など色々と気になる場面はあるが、後世に大きな影響を与えた理由がわかる作品。
みんなが疑心暗鬼になってチームワークが崩壊してく様が面白い
数年前に観て面白かったので印象に残ってる作品。特に黒人警官の暴走と、天才障害者が生き残るラストのインパクトが強くてずっと覚えてた。数学苦手なので建物の設定よりも、みんなが疑心暗鬼になってチームワークが崩壊してく様が面白い。
熱血主人公ぽかった警官(クエンティン)が悪役になるのが怖い。クラスに1人は居るやたら仕切りたがるくせに、協調性がないみたいな奴で好きになれなかった。ハロウィイ(医者)を事故死に見せかけて殺したり、レブンにてをだそうとするのがクズで気持ち悪い。警官が悪役ってのは現代社会に対する皮肉かな。
落下死して生きてて、しかも追ってくるとか不死身だろ。そんな彼の最後はキューブの移動で真っ二つ。グロいし痛そう。
レブン(女学生)とワース(無気力)の人生パットしない組が生き残るかと思ってた。この手の脱出モノって無気力マンが生きる希望を見出すエンドが多いし。何故カザン(障害者)を生き残らせたのかが分からん。障害者を馬鹿にするな強いんだ、的なメッセージかな。
ワースの人生に悲観的な所が俺と似てたから、彼には生き残って外の世界で変わって欲しかったな。
少し退屈
箱を移動していくだけの作品をどこまで面白く、長く続けられるのかと期待していた。登場人物の何人かは死ぬのだろうなと思っていたので最後誰が生き残るのかを考えながら見ました。もっとグロいトラップが見たかったですが想像してたより控えめでした。
外側に行くのが難しいという話
人工的な四角い部屋で、お腹も空かず、目的も不明のまま、六面体の6つのドアのどれかの向こう側に移動し続ける話。
今作は、登場人物たちが移動する目的が不明のままストーリーは進む。進むのが当然であるように、あるいはそれが本能でもあるかのようだ。
大変な思いをしながら移動したのに同じ場所に戻った時、行けるところに進むだけでは意味がないことを悟ったりして面白い。
この世界の製作者から選ばれれば、生き延びるということなのかな。
余談だが、我々の住むこの世界は円であるという説がある(聖書による)。別の説でも国連のマークのように、世界の中心に北があり、南は全て南極に囲まれていて外に出られない(フラットアース説の場合、円という表現がしっくりくる)。
南極条約があり南極大陸の詳細は明かされていない(いつまで経っても地球儀やGoogle Earthは正確な地図ではないと言われている所以でもある)。
一般的に知られている球体の世界(ボールアース説)も同じように結局は外に出られない(宇宙に気軽に行けない、もし行けたとしても宇宙で暮らせるようには身体が造られていない)。
罠だらけの空間に敷き詰められた、謎また謎
世界中で大ヒットした、ソリッド・シチュエーションホラー。
【ストーリー】
——目がさめると、そこはキューブの中だった。
警察官のクエンティンが目ざめると、そこはおよそ4m×4mの、6面全てに同じ扉のついた異様な正六面体の部屋だった。
一つずつ扉を開けてゆくと、まったく同じデザインの部屋に、個性様々な男女が同じように軟禁されていた。
ピリピリした精神科医のハロウェイ、大学で数学を学ぶ女学生のレブン、くたびれて口も開きたがらないワース、そして脱獄囚のレン。
閉鎖された場所でのふるまいに慣れているレンを先頭に、次々と部屋を移動していた彼らだが、不用意に入った部屋で、レンが硫酸を浴びて死んでしまう。
この正六面体の連続には、多種多様な必殺の罠が仕掛けられている部屋がいくつもあったのだ。
クエンティンはパニックになる集団をふるいたたせ、みんなの知識を総動員して謎を解き、この異様な建造を脱出すべく行動するが……。
カナダ制作。
『ソウSaw』と並ぶソリッド・シチュエーション・ホラーの金字塔。
部屋が一つあればお安く撮影できるからか、発表後に山のようなフォロー作品が生まれたことでも知られています。
いやいや7年後に作られたソウこそこのキューブのパクリ、ゲフンゲフン、オマージュ的作品と言ってもいいでしょう。
とはいえあんまり使いやすいの導入なので、似たような作品が山ほど作られて、一つのテンプレートとなってしまいました。
今さらそんな指摘する方が野暮ってもんです。
この謎だらけの空間を誰がなぜ作ったのか、この作品ではまだ語られません。
残酷な罠の部屋の見分け方とその避け方、そして出口さがしのみに、ストーリーはフォーカスされます。
大学生のレブンが高い数学分析能力を駆使して暗号らしき数列を解くと、そこから物語は急展開します。
途中から仲間に加わった自閉症のカザンが、サヴァン症候群特有の天才的な数学能力を発揮して、レブンすら解けない暗号を暗算で突破してゆくあたりは見どころですね。
当初リーダーシップを発揮していたクエンティンが、パワハラ野郎の本質を見せはじめ、内紛の末に死者が出てスリラー色が強くなるあたりも、逃げ場のない空間に閉じこめられた怖さを加速させます。
意識が戻ったら異様な場所にいて、否応なしにデスゲームに参加させられるという魅力的な冒頭シチュエーションを開発した、今や一大ジャンルの始祖となった作品。
痛そうなホラー好きには必見ですよ。
立方体からの脱出
警官、医師、脱獄王、外郭製造者、大学生、障害者が脱出を目指す
脱獄王はすぐ死ぬ
大学生が計算を解く
医師は外郭で警官に落とされる
出口に着くが罠にはめておいた警官が来て大学生が刺される
製造者が障害者を逃がし、出ようとする警官を掴んでキューブが移動し警官が死ぬ
障害者のみ脱出
アイデア勝負に勝った作品
この作品の後に似たようパチモンだらけで
大量生産されるハメになった作品で
最初にこの内容を考えるって天才だと思いますよ(リメイクとかしてもエクソシストレベルで超えられる訳が無い)セットだってこの部屋で役者が演技してるだけだしね。
あと1番まともだったやつが1番狂うとか最初から何もしなければ助かってるとか 誰の仕業とかの説明が一切無いから余計に気持ち悪いんすよねー(外に出た後の場面すら無いのが凄いわ)
当時ミニシアターで満席の状態で見ましたが閉鎖感あって良かったですね!
立方体からの脱出‼️
なんの脈絡もなく唐突に不気味でトラップ満載の部屋で人が死ぬ‼️登場人物たちも何の関係もなく、赤の他人の集まりで無理やりにそこに連れ込まれた人間ばかりで、意味不明‼️判明しているのは "キューブ" から脱出しなければ死が待っているということのみ‼️しかもかなりグロテスクな死‼️密室の空間とチョー怪しい色彩が緊張感と不安感と疑心暗鬼をあおり、閉じ込められた人間たちの心理描写に磨きをかける‼️登場人物たちはキューブを設計した人、元警官、数学の天才少女、知的障害者etc...一緒に閉じ込められた人たちがこんな人たちだったらヤダーッ‼️観るからに低予算で金かかってない感ありありなんだけど、素晴らしいモノは素晴らしい、面白いモノは面白い‼️あんまりリピート鑑賞はしたくない、不条理サスペンスの怪作‼️
人間の本性を抉り出す作品
警官の男が最初はリーダーシップを発揮するけど、段々と独善的、高圧的になるのが良い。「男らしい」振る舞いって安心をもたらすけど、それが身内に対する攻撃にスイッチするのではという不安も同時に感じる。密室とはまた違う脅威になっていた。
怯えていた数学科の学生は欠かせない存在だったな。彼女がいなかったら詰んでた。結果的には最初から動かなくてよかったということだったと思うけど、それすらも彼女がいないと分からない。知性は強いな。ただ、「それでも生きる」と決意した彼女を殺すのはかなり意地悪だ。
設計者の男は、最初は不信感を煽る嫌なやつだったが、最後は男性陣の中では一番頼もしかった。人間に対して絶望していて、悲観主義のようだけど、警官から仲間を守る姿はカッコよかった。
(おそらく)介護士の女性は、手を離される時の表情が辛かった。独身についてとやかく言われているのも、見ていて本当に可哀想だった。
ただ、警官の男が障害者の男性の声で罠にかかりそうだった時は、ちょっと複雑だったな。警官がキレるのは正直分かるし。障害者の男性を責めるのは難しいんだけど、かと言ってそこで変に宥めても逆効果じゃないかなと思った。
障害者の男性も非常に重要だった。こういう役に言及するのは難しいけど、良い意味で緊張感をもたらしてくれていたな。
彼が最後に見た景色が気になるな。
色んな属性の人間が集められていて、それぞれに活躍の機会が与えられている点で、実験みたいだなと思った。特定の状況下に置かれた人間がどういう行動を取るのか、みたいな。
作品に何を求めるかで評価が変わる
■演技・役者
海外の役者さんにはあまり詳しくないのですが、ワース役の方だけ他のドラマで見たことがあります。脚本に振り回されてる感じがなくて、全員違和感が無いです。特にクエンティン役、障害を持つカザン役の負担は大きかったと思いますが良かったです。4/5点。
■映像・音
キューブの中の画が多いわけですが、であるが故に普遍的な良さがあります。どんな映画も古い作品になると、まず視覚で「古い映画だな」という薄いフィルターで見てしまうわけですが、本作は30年近くたった現在でもそれをあまり感じません。と同時にその無機質さ故に、作品の恐怖を盛り上げています。音楽はほとんどないのですが、機械音振動音等が度々挿入され、臨場感を引き立てます。3.5/5点。
■脚本
非常に良くできています。ワースの過去からくる発言も妙にリアリティがあります。全員がめちゃくちゃパニックになるというようなこともなく、キャラクター同士の様々なやり取りはあるのに”ドタバタ”を感じさせないのが素晴らしい。登場人物がかなり絞られている為、感情移入もし易く、人物相関は明瞭です。
一方で少しずつ謎を解き明かされていく楽しさもあります。この点では一部のキャラに負担が偏っていますが、下手に登場人物を増やしてそれぞれが手がかりを見つけるという分散活躍より没入できます。
一部、クエンティン絡みのシーンに違和感を感じるところもありましたが、個人としては楽しめました。4.5/5点。
■総評
◯◯はどうなったの。どうして◯◯だったの。という疑問は残る作品ではあるかもしれませんが、この作品はミステリーではなくエスケープアクションになりますので、動機は最重要課題ではないと思っています。
続編ではその辺りが少し露見しますが、じゃあ続編と本作比べるとどうなんだというと評価は圧倒的にこちらが上です。
秀逸なアイデア
開始5分でなんとも言えない不気味さ
得体のしれない状況だと分かる設定。
引き込まれる要素が簡潔にすでに
出来上がっている。
密室作品の傑作です。
情報の出し方もキャラ付けも
違和感なく見せる演出が素晴らしい。
警官だからの正義感。
医者による3日しか体がもたないから
脱出できるリミットの提示。
数学が得意な者。
それぞれ役割がある。
はじめは皆で協力するが仲間割れ
をし、裏切り空気が悪くなる。
事実を知らされ途方にくれるが
打開策を見出す。
最後のクエンティンは蛇足です。
人間をうまく表現した作品
鑑賞後の気持ち
どこまでいっても人間は人間。
登場する人物はどれも人間らしい一部を体現した人たちだった。唯一、障害者だけがある意味で人間の理から離れていたから、人間というキューブから脱出できた。
しかし、この映画の面白いところは脱出🟰幸せではないところだと思う。人間である我々は、人間から脱した時に果たして幸せなのだろうか。映画内のキューブ内には食料も娯楽もない。キューブが人間という概念そもそもだと仮定するなら、人間にはないものを彼らは欲しっていることになる。自分たちにはないものを欲するから怪我をする。死ぬ。争いが起きる。キューブを受け入れて過ごしていればもう少し楽に死ねたのかもしれない。
それでも少しの希望にかけて、他人を蹴落としてでもキューブから出ようとする彼らが、また人間というものをうまく表現していると思った。
鑑賞後の心の変化
人間であることを認めたほうがいい
鑑賞後の行動の変化
なし
好きなシーン
なし
嫌いなシーン
なし
すべてを語らない面白さ
疑問に思ったこと▼
・カザンが赤を嫌がった理由が最後までわからなかった。上に登りたくない、、、と言った理由も。てか、カザン1人でも生き残れたのはなんで?もう謎解けてた?
・ハロウェイ外に出る必要あった?
印象に残ったシーン▼
・「私なんて7歳の時から人生持て余しちゃってるわよ」
・世の中そうじゃない、複雑にできてて全体を見ないようにできてる。目の前のことに集中しなさいってあなたが言ったんじゃない。
・分業分業で全体像なんて誰にもわからないのよ。
・見えない頭脳なんてない。→だとしたら余計に厄介ね。
感想▼
・えええええええ?!クエンティン闇落ちなことある?!主人公だと思ってたのに!!めっちゃ癇癪起こして仲間殺すじゃん。びっくり。
・正直、数学少女とアインシュタインだけでよかった。外があるってことと、部屋が動いたっていうのを知るために外壁作ったワースはいてもよかったかも。他の3人はなんのためにいたの。
・なんの陰謀もなく、ただそこにCUBEがあったから入れられた。っていうのが余計に怖かった。何かの陰謀だったりエイリアンだったりした方がよっぽど納得がいく。
・「それでも、私は生きるわ。」が死亡フラグすぎて。
・女の開業医ハロウェイのキャラが好きだったので、死んじゃってちょっと残念。「手が滑った」、、、ってえぇ、、、まじ?もっとマシな嘘あったでしょ。
・無気力ワース、急に元気になるじゃん。
・なんの陰謀もない割には、役者が揃いすぎじゃない?
・CUBE自体の謎解きが全部数学なのは捻りがない。6人もいる意味がない。全員いなきゃクリアできないみたいなそれぞれの個性を生かして協力ムーブの流れだと、ちょっと大団円すぎてチープか?この映画のキモであるグロさが成り立たないからしょうがないか、、、?
・ゴール目前にして、「俺は外に出ない。」はかまちょすぎだろ。飢餓で死ぬんだよ?流石に一旦外出ろよ。出てから考えようぜ。時間もないし。
・結局回り回って最初の部屋に辿り着く、ありがちだけど、そうきたか!って思った。
・最後の部屋が動いた時に血の跡がズズってなるのぐっちゃぁって全部見せられるより怖い。
他のレビューを見て▼
・数々の障害の中で、最大の障害は人間の悪意。
・CUBEは社会の縮図。外に出たとて闇の中と同じ。
・男の気持ち悪い描写、あれはなに。
→社会の縮図だから、女が男に組み伏せられる、虐げられてる的なこと?社会問題のメタファー?
・色、扉、全部6
帯をつけるなら▼
立方体迷路(CUBE)
登場人物が現実に居そうなヤツ
自分が絶対正しいと思ってるパワー型オジさん
ヒステリー偽善者オバサン
他はまぁ、計算能力が凄い障害者とか、そこはおらへんけど。とにかく人間の愚かさを見れますね。
フランツ・カフカとかが好きなら、設定は好きかも。
あまりない感じの設定で良かった。
このワンアイディアは本当にすごい
「SAW」と同じくソリッドスリラーの代表作でしょう。
かなりうろ覚えなので、シリーズを再鑑賞してみました。
しかしこのワンアイディアは本当にすごい。
ワンシュチュエーションながら、それを繋ぐ事によって広がりを作るのはすごいアイディアですよ。
しかし今観ると、セットとか端々に低予算を感じますね。
特に部屋と部屋をつなぐドアがすごくちゃちいんですよ。蹴飛ばしたらすぐ壊れそうです。
極限状態で良くも悪くも変貌する、その人間模様の見せ方がうまい。
部屋から部屋へ移る時の、あのドキドキも良いですね。
今観ても、変わらず面白いと言える作品でした。
途中までは良かったが、、
SAWと同じコーナーに並んでいて、ずっと前から気になっていた作品。
今回やっと見ることができた。
中盤にかけてまでは脱出のポイントを見つけるなど良かったし、命の極限にさらされて、どんどん人間の本性が出てくるストーリーも良かった!
ただラスト、伝えたいことは汲み取れるものの、
結局何の目的でこの6人が集められたのか、
キューブは結局なんなのか、といったところは全くスルーなので、もやっと感が残ってしまった、、
そのあたりをどうしても類似品のSAWと比べてしまう、、汗
CUBEの原点
これまでもシリーズ化され、多くの作品が上映されてきた中、昨年、日本でも、菅田将暉や杏、岡田将生等が出演してリメイクされた、『CUBE』の原点となった20年以上前の作品。低予算ながらも、世界的にも大ヒットし、積み重なるCUBEの部屋からの息詰まる脱出劇を描いた、密室スリラーだ。
目が覚めたら、CUBEに閉じ込められていた6人。何故、こんなところに閉じ込められたのか理由も分からないままに、CUBEの各面に1つずつ付いている6個のハッチを開いて、隣のCUBE に移りながら、脱出を試みようとする。しかし、各CUBEには、人を切り刻む殺人のトラップが数多く張り巡らされていた。パニックに陥り、互いに対しても疑心暗鬼となる中で、一人、また一人と、CUBEのトラップの餌食となっていく。
暫くすると、そこに集められた人々には、それぞれに、脱出するための術を持つ役割があることに気づくいていく。リーダーとして6人を叱咤激励し、まとめようとする者。CUBEに書かれている数列の意味に気づく者、その数列を因数分解して罠のあるCUBE を見破る者等。互いの力を持ち寄って、安全なCUBE の法則を探り当て、脱出を試みる様子を、スリリングに描いいていく。
密閉された極限空間の中で、命の危機に晒されたら、通常は善人として振舞う人々も、その奥底には、「自分だけは…」と思う、人のエゴイズムの本能が沸々と湧き上がってくる。特に、ラストで唯一助かった者が、そうした人間の醜さから一番かけ離れた存在であったことが、人としての生き方を訴える、この作品のテーマであったように、私は感じた。
この作品が、現在まで数多くシリーズ化されてきた魅力とは、そうした人間の本来の姿をあからさまにする事で、何かしらの戒めと共感を呼んだのかもしれない。
誰のための映画?
終始暗い雰囲気。
理由も目的も分からずに集められた個性ある男女が脱出しようとする。
見ていても殺伐としていてとてもつまらない。
様々な罠が仕掛けられて、その罠で人が死んでいく様子を見るだけ。
笑いなし・学びなし・の映画で誰がお金を払ってまで見たいと思う映画なのか分からない。ただひたすら不快な出来事を見続ける映画でした。
時間の無駄遣いでした。
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