キャンディマン2

劇場公開日:

解説

「ヘル・レイザー」などで知られるモダン・ホラーの鬼才、クライヴ・バーカー創作によるキャラクター、伝説の怪人“キャンディマン”の恐怖を描くサスペンス・ホラーの続編。今回は“キャンディマン”出生の秘密も明かされる。監督は「地獄のシスター」『デッド・イン・ザ・ウォーター』(V)のビル・コンドン。脚本はバーカーの原作をランド・ラヴィッチとマーク・クルーガーが共同で執筆。製作は「カリフォルニア(1993)」のシガージョン・サイヴァットソンと「ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の七日間」のグレッグ・フィーンバーグ。撮影は「未確認生命体/MAX」のトビアス・シュライスラー、音楽はアメリカを代表する現代音楽家で、「海辺のアインシュタイン」をはじめ前作「キャンディマン」など映画音楽も手掛けるフィリップ・グラス、美術はバリー・ロビンソン、編集はヴァージニア・カッツがそれぞれ担当。主演は前作「キャンディマン」に続きトニー・トッド。共演は「ザ・ゲート」「フック」のケリー・ローワン、「エイリアン」のヴェロニカ・カートライトほか。

1995年製作/アメリカ
原題または英題:Candyman: Farewell to the Flesh
配給:日本ビクター
劇場公開日:1995年

ストーリー

ニューオーリンズ。マルディ・グラのカーニヴァルで賑わう町。地元の黒人居住区に語り伝えられる伝説の復讐魔“キャンディマン”の存在を否定した作家が殺された。地元の小学校教師アニー・タラント(ケリー・ローワン)は、その作家に殴りかかって逮捕された弟イーサン(ウィリアム・オーリアリー)の保釈のため、警察を訪れる。二人の父は、10数年前バラバラ死体で発見され、イーサンは“キャンディマン”の仕業とそれを信じていた。ほどなくアニーは学校で、ゲットー地区の生徒マシュー(ジョシュア・ギブラン・メイウェザー)が憑かれたように“キャンディマン”の絵を描きはじめて、生徒たちの不興を買っていたのを見かねて、習わし通り“キャンディマン”の呼び出し-鏡に向かってその名を5回唱える-をやってみせる。何事も起こらないはずだったが、その夜自宅で夫ポール(ティモシー・カーハート)は、突如現れた“キャンディマン”(トニー・トッド)に切り裂かれる。「俺の生け贄となれ」と謎の言葉を残して去る“キャンディマン”。恐怖とショックのあまり、母オクタヴィア(ヴェロニカ・カートライト)のもとへ戻ったアニー。彼女は“キャンディマン”の正体を暴こうと行動をはじめ、驚くべき事実を知る。-“キャンディマン”の本名はダニエル・ロバターユ。黒人奴隷ながら絵画の才能に恵まれ、やがて白人の農場主の娘と禁断の恋におち、その結果虐殺されたのだった。しかし、その娘キャロラインはダニエルの子を身ごもっており、ひそかに女の子を産んだ-それがオクタヴィアの母で、すなわち、アニーは“キャンディマン”の子孫、ひ孫だったのだ。父はその秘密を知ろうとして“キャンディマン”の餌食となったのだった。一連の殺人の犯人扱いにされた弟が射殺されてから再び現れた“キャンディマン”は、オクタヴィアを殺し、アニーを冥府へと誘う。しかし、アニーは“キャンディマン”の魂が封じ込められた手鏡を捜しだし、それをたたき割り、みずから忌まわしい伝説に終止符を打つのだった。

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