キッド(1921)のレビュー・感想・評価
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チャーリー初の長編作品
幾度となく観ては、毎回感動してしまう作品。
望まれない子供を泣く泣く捨ててしまった女優と その子供とひょんなことから共に生活することになった男の物語。
チャップリンの作品は、子供の時から沢山観てきているけれど、この作品はその中でも大好きな内の1つですね。
チャップリンとしては長編だけれど、展開も面白いし観ていて飽きません。
バスター・キートンより、チャーリー派なのでw 沢山の人達に観て欲しいですね。
親子
映画って、当時の雰囲気が分かって良いなあと思う。
ものすごく子供に慕われていて、理想の親ってこういうのかなあと思った。
社会的には頼りないし、不安かもしれないけど、威圧的で子供を思い通りに育てようと躍起になったりするよりは、
日々を一緒に楽しく生活することが、子供にとっては何よりのことなのかなと思うのでありました…
子ども産んだことも子育てしたこともないけど、そう思った(笑)
親子の犯罪的商売が微笑ましい
総合60点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:60点|音楽:70点 )
親なし子を育てるというどこにでもあるよくある話なのだが、チャップリンが子供と一緒に自作自演なあくどい硝子売りの商売をしていく姿が微笑ましい。こうやって生活を支え合っていきながらすっかり家族となって絆が生まれている様子がわかる。だが後半はわけのわからない夢の世界があった後であっさりと終わってしまってやや期待外れ。前半が良かっただけに残念。
作品の感想とは関係ないが、このサイトでのちょうど1000件目の感想となった。残念ながら高得点を与えられる作品とはならなかったのだが、とりあえず記録としてこのことを残しておこう。
笑いと涙のバランス抜群で、その素晴らしさは他に無い!
映画好きの私にとっては、チャールズ・チャップリンは神様の様な存在で、100本の名作を選ぶのならチャップリンの作品を全部名作100本の映画のリストに加えたいのが本心であるのだが、しかし彼の他にも100年以上の歴史を持つ映画の中からは非常に多くの天才的な作家による作品が生れ、名前を数え上げればきりが無いので、ここは涙を飲んで、一つ選ぶなら、「キッド」の名前を挙げる事にしたい!
チャップリンの総ての映画に共通して、描かれているテーマの一つが、人間愛だよね!
そして、時にユーモアを交えて描き出される痛烈な社会批判の、風刺劇映画だが、しかしその社会風刺とは言え、只社会を批判的に描くのでも無く、どこか暖かく、滑稽で、笑わせられる、不思議な魅力を宿しているのが彼の作品の特徴と言えるのだ。結局のところ、彼の作品は、社会で悪事を働く人間を描いていても、根本では罪を憎んでも、人を憎まない、社会の中に蔓延してみえる矛盾も、同様に個人のレベルでも、皆何かしらの矛盾の中に生きているのが、人間の本質であり、それを肯定し、受け入れてしまう、懐の大きさの様な愛を彼の作品からは、感じられるのだ。
それだからこそ、彼の作品を観る事で、明日への希望が、また自分の心の底から湧き上がるのだし、チャップリンの映画はパワーを観客に与えてくれるのだ!
彼の作品は正に私にとっては、エネルギーチャージの源と言う事で、神様の様な存在だ。
そして、チャップリンは数々の名言を映画の中で遺しているが、その一つ一つはどれも皆貴重な名言な為に、一つだけを選び抜く事など到底出来ない。
彼の初めての長編作品であり、捨て子の他人の子供を引き取って育てると言う事で、彼の作品の中からでも、一番無私の愛情表現が描かれていると言うところで、敢えて今から約90年も前に制作この作品の名作の名前を挙げましたが、夏休みこそ、チャーリーの映画はみんなで、沢山観て欲しいのです!!!
私も何度も繰り返し彼の作品は観ているのだが、しかしその時々で、「街の灯」が好きと感じたり、「モダンタイムズ」や「殺人狂時代」になったりもするが、最近はやはり自分も年を重ねてきたせいかアメリカを追われる直前に創られた作品の「ライムライト」により惹かれてしまう自分を発見したりもする。
1本とは言わずに、是非是非、チャーリーの映画で見損なっている作品の有る方々は、この機会に1本でも多く、観て欲しい!と願っている!
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