劇場公開日 1958年1月28日

「海の男の達の頭脳戦。」眼下の敵 めまめさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0海の男の達の頭脳戦。

2014年4月27日
iPhoneアプリから投稿

怖い

興奮

とびきりの臨場感を持ち、スリリングな映画でした。硬派な海の男たちの戦いです。
1方の舞台軍艦。海のど真ん中、360°どこを向いても水平線が広がり、限りなく青い空に焼け付くような太陽が降り注ぐ甲板の上で、とても開放的な船上。
もう一方は海の底。そして潜水艦の中。どこを見ても鉄の壁。とても閉鎖的です。そんな潜水艦と軍艦の戦いで、同じ海でも、違う場所にいるような戦場で相手の姿はほとんどソナーでしかみえない。そんな相手の動きを予想し計算し、計画的に攻撃をするという、かなり硬派な頭脳戦を繰り広げます。スリリング!
潜水艦の魚雷をソナーで探知。計算し回避行動、魚雷がいやなスクリューの音を立て、軍艦に迫る!
軍艦の頭上からの攻撃。音の反射を利用して計算し、回避行動!爆弾をよける!特にこの回避行動をとって、爆弾が当たらないかを確認する間が一番スリリングです。爆弾に反射した音が潜水艦に響く…まるで死が近づくおとです。
臨場感がすごい!

また、信頼されていなかった艦長が部下の信頼をだんだんと集めていったり、潜水艦の古くからの戦友との友情など、人間味あふれるシーンがとても印象てきだった。

ラストは結構びっくりしました。海の男の友情というか…ネタバレしないために書きませんが…
海の男たちはかっこいいなぁと思わされた作品でした。

めまめ