カラミティ・ジェーン

劇場公開日:

解説

「二人でお茶を」のドリス・デイが主演する色彩ミュージカル。「勇魂よ永遠に」のウィリアム・ジャコブスが1953年に製作した作品で、「宇宙征服」のジェームズ・オハンロンの脚本から「獅子王リチャード」のデイヴィッド・バトラーが監督に当たった。撮影は「コマンド」のウィルフリッド・M・クライン、音楽は「スタア誕生(1954)」のレイ・ハインドーフである。ドリス・デイ以下、「掠奪された七人の花嫁」のハワード・キール、「謎のモルグ街」のアリン・アン・マクレリー、「長い灰色の線」のフィリップ・ケイリー、「フェザー河の襲撃」のディック・ウェッソン、ポール・ハーヴェイなどが出演する。篇中歌われる歌曲は“The Deadwood Stage”“Secret Love”(アカデミー歌曲賞受賞)“Just Blew in from the Windy City”“A Woman's Touch”“Higher Than a Hawk”“Black Hills of Dakota”である。

1953年製作/101分/アメリカ
原題または英題:Calamity Jane
配給:ワーナー・ブラザース日本支社
劇場公開日:1955年6月7日

ストーリー

1870年代、デドウッドという小さな町に、厄病神と仇名される射撃のうまいお転婆娘ジェーン(ドリス・デイ)がいた。彼女の親友ワイルド・ビル・ヒコック(ハワード・キール)は、女らしくないジェーンに対し単なる友だちとしてつき合っていた。ジェーンは内心ヒコックを愛していたが、彼が少しも反応を示さないのでギルマーティン中尉に近づいて行った。ジェーンは喜劇劇スターのアデレイド・アダムズを連れて来ると町の人に約束し、シカゴへ行ったが、アダムズの女中ケティ(アリン・アン・マクレリー)を本物とまちがえてしまった。かねて舞台に立ちたいと思っていたケティは、誘われるまま本物になりすまして町に乗りこんで来た。だがウソがばれ、怒った町の人たちはケティの出演する酒場を壊そうとした。ジェーンは、ケティにチャンスを与えるよう一同を説き伏せた。ケティの歌と踊りは素晴らしく、その上ギルマーティン大尉が彼女に参ったので事は面倒になった。しかし、ケティがジェーンに女らしく振舞うことをすすめたので、ジェーンは見違える程美しい娘になり、ヒコックも彼女を見直し、ヒコックとジェーン、ギルマーティンとケティの2組の新夫婦が出来上った。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第26回 アカデミー賞(1954年)

受賞

主題歌賞

ノミネート

作曲賞(ミュージカル) レイ・ハインドーフ
音響録音賞  
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映画レビュー

5.0元祖少女漫画

2024年1月13日
スマートフォンから投稿
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When I am 75♥️

3.5見事な馬の乗りこなしのドリスデイ

2021年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ドリスデイ扮する女らしさを知らずに育ったガンマンカラミティジェーンは街の人気者。酒場でカラミティの話に盛り上がる。ドリスデイの見事な馬の乗りこなしには目を見張ったね。しかし、アデレードアダムスとして偽物を連れて皆に披露してしまった。ドリスデイは初めて観たけど、一部ミュージカル仕立てでほのぼのとして楽しませてもらったよ。

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重

2.5ドリス・デイ

2021年6月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ドリス・デイが男みたいなカラミティ・ジェーンを演じるが、ブロンド美女のシーンは少なめ。 コメディはピッタリだが、歌がちょっと物足りない。

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いやよセブン

3.0音楽がいい

2019年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 男たちのセクシーアイドル・アデレード。カラムは咄嗟に彼女がやってくると嘘をついた。どんな苦境に立たされても楽しそうにハスキーボイスの唄を聞かせてくれるドリス・デイ。しかし、スー族を100人殺したとかおっかないことを言っている。なんとかシカゴに到着するが、勘違いしてアデレードの付き人の女性ケイティをイリノイまで連れて帰る。  アデレードではないとすぐにバレるものの、みんな可能性を求めてやってきた西部だけあって、そのまま町に溶け込んでゆく。カラムとケイティ(マクレーリー)は同居生活を始めるが、憧れの少尉はケイティにお熱。幼なじみで切っても切れない親友のビルを徐々に異性として感じ始め・・・  楽しくて、爽やかな恋の物語なのに、インディアン虐殺を強調したような内容では楽しさ半減だ。ハスキーボイスのドリス・デイが可愛いけど、『ターミネーター3』の女ロボットに表情が似ていた。

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kossy