「良く言えばリアル・・・映画としては見所に困った作品です」カラーズ 天使の消えた街 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
良く言えばリアル・・・映画としては見所に困った作品です
ベテラン刑事と新人刑事が、ギャング団の抗争に明け暮れるロサンゼルスの街で奮闘する物語。
酸いも甘いも知り尽くしたベテラン刑事と血気盛んな新人刑事。その二人が対立しながらもギャング団と闘うバディアクションです。
名優ショーン・ペンやロバート・デュヴァル出演なので期待値も高かったのですが、やや期待外れに感じた映画でした。
複数のギャング団が登場することで、どうしても対立軸が不透明になったのが要因の一つだと思います。ラスボスのような存在があれば、対立軸が明確になるのでしょうが、そのような存在が明示されないので最後まで雑多のものを見せられた印象です。
また、二人の刑事の対立も、やや弱いように感じました。対立はしていても、それ程明確なものではなく、だから和解もあやふや・・・もう少し厳しい対立を描いても良かったかもしれません。
良く言えばリアルなのかもしれませんが、見所を見つけられずに戸惑いが残った作品でした。
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