風と共に去りぬのレビュー・感想・評価
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前半だけで良かったような。
映像も撮像技術も古いけど、ドキドキして目が離せない。中間の休憩が終わってから、より人間臭さが出てきて面白いんだけど、長時間の鑑賞で疲れが出てきたのか、後半の特に後半は、何となくしっくりこなかった。
大河ドラマのよう
午前十時の映画祭で鑑賞。
まず驚いたのは、劇中音楽がずっと流れている事(特に前半)やはり音映像と音楽は切り離せない関係なのだなと名作から再認識させられた。
前半はロマンチックなラブロマンス。クラシック音楽と共に主人公ヴィヴィアンの一途な想いと、強かさが描かれる。
後半は南北戦争の最中で生きる人々。ここでもヴィヴィアンの強さが描かれる。南北戦争という大きな題材はあるものの、いつでもどんな時も力強く生きる一人の女性というテーマがあるのだなと思った。
映画館で見れて良かった作品。
人生そのものを描いた財産になる名作
「すべての人生は風と共に去りゆく」まさに人生そのものを描いた歴史的超傑作で財産になる名作。
スカーレットがたどる波乱万丈の人生を自分の人生に照らし合わせながら自らを見つめ直すことが出来る貴重な作品。
「明日は明日の風が吹く」最後は感動で胸が熱くなり自然と涙が溢れ出る。そして鑑賞後は心が豊かになり幸福感に包まれる最高の時間を過ごすことが出来る一本。タラのテーマ曲を聴いただけでも数々の名シーンが蘇り何度でも観たくなる。
映画史上に燦然と輝く愛の金字塔をスクリーンで観ることが出来て大変光栄です。
(午前十時の映画祭にて鑑賞)
2019-117
歳を重ねるごとに観るべき映画
私がこの映画を初めてちゃんと観たのは二十歳過ぎで
その時はスカーレットを「最悪の女」と思ったけど
三十代半ばでちゃんと観た時は
「生きて行くにはスカーレットみたいに強くなければ!」と思い、
今回の「午前10時の映画祭ファイナル」で50代で観た印象は
「人生、諦めてはいけない!!」
と言う様な境地にたどり着きました。
映画だけでなく、小説やアニメでも、
若造の時は汲み取れなかった様々なことが
自分の年齢や経験によって共感できる様になる。
名作と言われるものにはやはりそう言った
普遍的なパワーがありますね。
「午前10時の映画」自体が今年で終わりになります。
だから、若者も往年の映画ファンも
とりあえず自分のために観ておいて欲しい。
5年後、10年後、この映画が映画館で観られる保証は
もう、無いのだから〜〜
原作も名作、映画も名作
昔、原作を読んだ後で観た1回目は、省略が多く軽いなと感じました。
しかし、2回目の時には、これは素晴らしい名作だと感じました。
スカーレットになぜ世界中は惹かれたのか。
原作者のM.ミッチャルは、出版するつもりはなかったようで、だからこそ、読者や観客に媚びるような描き方をせず、それが情熱の女性を奔放に描けたからかも知れません。
今回は久しぶりの鑑賞でしたが、じつに素晴らしい作品だと今回も感嘆しました。 小説の映画化であると知っていながら、”かつて南北戦争の時代に” という実話のような臨場感を感じていました。
スタッフだけでなく、ヴィヴイアン・リーやクラーク・ゲーブルという名優がおりしもいたという偶然から生まれた、奇跡のような映画だと思います。
製作から、80年も経った映画だとは到底思えません。
なお、小説でのラストは、「明日は明日の陽が照るのだ」で終わっています。 ("風"は使われていません)
史上空前の傑作!
ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル、オリヴィア・デ・ハピランド。俳優が物語の主人公に同化して、心を揺さぶる圧倒的な演技、というよりそのものとしての存在感を発揮した、奇跡の映画。
まさに、これこそ、映画。一生で一度も、映画館でこの作品を観ないのは人生の損、ともいうべき、人類の宝。
1939年にこの映画を創り上げた国には戦争で勝てるわけない、と当時リアルタイムで観た日本人が嘆いたのも道理のスペクタクルと映像美。
本作と「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」「2001年宇宙の旅」は必ず映画館で観るべき、畢生の傑作。早く映画館に行くべし。
さすがに今の時代には・・・
(午前10時の映画祭)
1939年の作品で当時のアメリカの技術力に驚き。
ただ、黒人の描き方など今の時代ではありえないほど差別感がある。(原作はもっとひどいらしいが)
80年前の作品を今の基準で判断してよいか、ちょっと判断が難しい
レットがマジモンのスパダリでメラニー様が主人公
ずっと見なくてはと思い続けていたけどやっと観た
名作はやはりすごい。貫禄というか風格があるわ。あといろんなものの元ネタが詰まっていた。もっと早く見てもよかったが、まあ今の歳だから面白いかなという話でもあった。
話全然しらんで見たけどスカーレットオハラがかなりヤバめな性格破綻者で本当に美貌一つを武器に勝ち抜いてる元コジキ中国人って感じで こんな話なのか〜…と思った それに対してレットは粗暴に見えてそつなくなんでもこなすしめちゃ都会ナイズされてて粋な紳士で金持ちで愛が無尽蔵で待つこともできる 完全にスパダリ
レットとメラニーのキャラが際立ってる
名作
時はアメリカ南北戦争期。
スカーレットはモテモテの女性。
アシュレーという男が忘れられない。
アシュレーはメラニーと結婚。
しかしスカーレットはアシュレーを思い続ける。
アシュレーに近づくため、金を得るため嘘の結婚を2回する。
戦争のさなかバトラーさんと会う。
彼はスカーレットの破天荒さを気にいる。
最終的に2人は結婚するのだが、スカーレットはアシュレーと金の事しか考えていなかったので、バトラーさんは風と共に去りぬ。
最後落ち込んだスカーレットが何をするのかというと故郷に帰って考え直すというところがすごい。
最後にやっとバトラーへの気持ちに気づくも、去られ最後にすがりついたのが故郷のタラだった。
まるで 絵画 が動いてるようだ!
今の子が観ても昔の作品は面白くない?
とんでもない!
私が生まれるよりずっと前どころか、両親が生まれるより前の映画なのに、なんて美しいんだろう!
こんなに綺麗な色味をつくるのに、どれだけの手間がかかっているんだろう。
それにしても スカーレットは可愛いですね。
最後 レットがいなくなってしまった時に、「明日かんがえよう」って言うのが可愛い。本当に困ってるのも可愛い。
あと レットに無理やりベットに連れてかれた次の朝、楽しそうに鼻歌を歌うのが可愛い。
嫌がってたじゃん!
「明日やろうは馬鹿野郎」は正論かもしれませんが、そこに縛られるくらいなら 馬鹿野郎 でいいと思いました。人には体力というのがありますから、正直に生きた方が合理的なんです。
スカーレットの感想に関しては、完全に私がリーのミーハーなだけです。すみません。
だって 可愛いんだもん。
本当にタイトル通りの内容
性格に難ありの主人公スカーレットが真実の愛に目覚めていくイメージでしょうか。
愛してもない男性と平気で結婚したり計算高くわがままな女過ぎて見苦しい映画だなと思いながらも、愛してる男性アシュリーの奥さんメラニーを全力で助けたり世話したりする対極な面があるから引き込まれる感じです。
映画をあまり見ない私にとって他の作品と比べることは出来ないのですが、スカーレットが嫌っていたバトラーとの結婚など主人公の心情変化だったりが目まぐるしく風のように過ぎていく内容であり最後メラニーが亡くなることでずっと思っていたアシュリーと一緒になるチャンスを得ながらも本当に好きなのはバトラーだったと気づく予想外なラストがやって来るのでやはり『風とともに去りぬ』なのかと思いました。
全く色褪せることがない
子どもの頃から、何回も見ただろう。パーフェクトムービー。
子どものときは、ヴィヴィアンの美しさと高慢さにやられた。
今は少し違う感じ方。スカーレットとメラニー、レッドとアシュリー、それぞれ人物像が対になっていると思う。光と陰のように。人間はたいがい両方の面があるけど。スカーレットととメラニーは、マーガレットのある一面なのかな。
「古き良き南部」の崩壊の記録
「古き良き南部」
その時代の貴族的生活
そして戦争がその生活を一変させても
まだ土地を糧にしがみつこうとする
そんな嵐に翻弄される人々の姿が
実に生々しく心に残る。
おいらが注目していたのが
黒人の使用人たちの生きざま。
「ハックルベリー・フィンの冒険」には
「善良で愚鈍」と表現された黒人たち。
この映画でもその通りの印象を受ける。
一家に受けた恩恵を大事に思い
自分の意志を持つこともなく
ひたすら家のために奉公する
マミーやビッグサムの姿こそが
まさしく南部を支えているのだ。
家の言いつけを守らないスカーレットに
あれだけ言いたいことを言えて
窮地になれば身をもって助ける
その生きざまに南部の良心を観た。
この後その黒人たちは
各自の意志を持ち声をあげていく。
未だに階級による差別が残る英国と
実によく似ている南部の精神を
あからさまに示してくれたこの映画は
アメリカの一時代を克明に切り取った
やはり歴史に残る映画だと思う。
それにしても日本は
こんな映画を作った国と戦争したんだ…
後からくる。
後からくる。
僕のこころに残る影の主役はメラニーだった。
貞淑で堅実聡明なメラニーを見ていると、同じく南部が舞台の「大草原の小さな家」のキャロラインに風貌が重なるよね。夫を信じ、夫に尽くす美人妻。
オリビア・デ・ハビランド、東京生まれだと知ってびっくり。他画像見てまたびっくり。美しすぎ。
僕のタイプです。おほほ。
で、対極にいるのがヴィヴィアン・リー扮するスカーレット。彼女の人生は、"女一代・細腕繁盛記"になるのかと思いきや結局は壊し屋でじゃじゃ馬のままの孤独のエンディングとなるんですが・・・
あれはたぶん続編を想定しての終わりかただったのでしょう。原作は読んでませんが。
ぜんぜん違う性格のこの二人だけど、一緒に戦場を逃げた体験は彼女たちの固い友情へと結実する。
敗残兵を二人でやっつける場面はすごくいいな~
全編通じてスポットライトが当たっているのはそんな女たちでした。
男は金やプライドを持っていても実は弱くて頼りないってことをあの時代にマーガレット・ミッチェル女史が書いたのです。だから女たちの共感を得てベストセラーになったんでしょうな。
有名なセリフ「明日は明日の風が吹く」は、DVDの字幕では「明日考えることにしよう」となっていた。
「明日出来ることは今日しない」とのたまわった狐狸庵先生 遠藤周作はこの映画をご存じであられたか?(笑)
名作「風と共に去りぬ」、今夜やっと見れました。
228分の尺は必要十分。均衡が取れる作品とすれば「アラビアのロレンス」。
かたや赤土の大地に身を投じ、かたや茫漠の砂原に命を投ずる。
驕慢な美女の「アイルランド魂」
私はいつも ヴィヴィアン・リーの御尊顔を拝して、感心してしまう
そして あんな美貌であれば、それを振り回し 驕慢に生きて見たい… とも思うのだ
どんなものか 知りたい(笑)
やっぱり、罰が当たるだろうか
主役四人が、きれいにキャラが分かれているので
わかりやすい映画でもある
歌舞伎とか 年末の忠臣蔵みたい
ドラマチックで 貧乏臭くなく、豪華である
(昔は 年末にTV放映されていた)
スカーレットが、戦前は単なる我儘娘くらいだったのが、戦時に ど根性で困難を乗り越えると共に、 段々 鼻持ちならない女になっていき、戦後はバトラーと結婚し、成金女になってしまうのが 面白くもある
(猛烈に頑張った企業の開祖などが 親戚中から 嫌われるのに似ている… 戦中 オハラ家、ウィルクス家を支え 終戦後には、帰還兵に飯も食わせたのだが!)
成金になった時の 屋敷やドレスが 悪趣味なのも、品がなくなったことを示していて
彼女が愛するアシュレーの神経には 障るだろうな、と考えたりする
彼女のサバイバル力は 鈍感力と結びつき、最後には 広い屋敷で 独りぼっちになってしまう
戦争で 南部文化は跡形もなく、消えてしまった…
自覚してないが、彼女の中からも…
(アシュレーの日々への悲嘆と、バトラーの彼女への嫌悪がよくわかる)
司馬遼太郎が 「アイルランド紀行」の中で、
アイルランド人を評して「百戦百敗の民だが 不滅
(アイルランド魂)」と書いていて、「風と共に去りぬ」にも触れている
赤土を握りしめて 立ち上がるアイルランド系の
スカーレットに それを見るのであると
(原作を読むと理解、アイルランド紀行も とても良い)
私も「百戦百敗の民」の魂に、妙に感動してしまう
そして 鈍感力だけではなかったことも知る
司馬は この魂は「人類の財産」だと 説いている
バトラー氏が 惚れたのは、ここかな
賢明なメラニーが 見抜き、共に辛酸をなめる友としたのも ここだろう
評価の分かれる美女(笑)の ルーツでもある
自然災害で被害が甚大であった年などに TVで繰り返し放映されるのも、納得です!
長いが原作よりもかなり駆け足
日本語訳された原作小説読了後に視聴
4時間近い大長編映画だが原作よりもかなりテンポが早く状況がコロコロ変わっていくので、映画だけ見た人は登場人物一人一人がどのような人間なのか理解できるのかと疑問に思った。
しかし1939年に公開されたとは思えないくらいレベルが高く、映画史を語る上では絶対に欠かせない作品だろう。
明日は明日の風が吹く
テレビ放映時、水野晴郎がオリヴィア・デ・ハヴィランドのことをしきりに語っていたのを微かに覚えている。
実際、一番強かったのはメラニーだった。メラニーとスカーレットが正反対ながら互いに支え合い、周囲に活力を与えることができたのだ。どちらが欠けても駄目だったろう。
さて、名シーンは数々あり、どれも今でも色褪せることのない迫力や映像美だ。
だが、この映画で最も印象深い表現は、
バトラーのキスの威力だ。
スカーレットは、バトラーのキスですっかり言いなりになってしまう。
また、その恍惚としたビビアン・リーの演技が素晴らしい。
知らないね、勝手にするがいい
【風と共に去りぬ:おすすめポイント】
1.スカーレット・オハラ役をヴィヴィアン・リーがやる運命だったとしか言えない史上最高の映画!!!
2.スカーレット・オハラ役をヴィヴィアン・リーがとレット・バトラー役クラーク・ゲーブルの絡みやセリフがヤバイ!!
3.こんなに長い映画なのに、こんなに楽しめる、信じられない!
【風と共に去りぬ:名言名セリフ】
1.スカーレット・オハラ役をヴィヴィアン・リーの名言名セリフ
→「明日は明日の風が吹く」※31位@アメリカ映画の名セリフベスト100
→「神よ見ていてください、私は二度と空腹にはなりませんから。 」※59位@同上
2.レット・バトラー役クラーク・ゲーブルの名言名セリフ
→「知らないね、勝手にするがいい(俺には関係ない)」※1位@同上
→「キスの作法を誰かに学ぶべきだ」
→「命がけで愛しているとは言わん」
大好きな映画。ビビアン・リーとクラーク・ゲーブルの組み合わせ以外は...
大好きな映画。ビビアン・リーとクラーク・ゲーブルの組み合わせ以外はスカーレットとバトラーは考えられない。何十回観ても感動する。
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