劇場公開日 1952年9月4日

「これほど強い女性はいたか?」風と共に去りぬ Bluetom2020さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0これほど強い女性はいたか?

2023年1月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

積年のテーマだったぶっ通し鑑賞をしたので。
あまりに強烈な個性の主人公に圧倒されるけれど、やっぱり自己中なんだよな。それがホンネなのか、自己中がもたらす結果なのか? 本人も分かっていないところがあるんじゃないか。 その一方で、家族や仲間想い、人のために尽くす姿は美しく。スクリーン上なら許せる人物なんだけど、身近にいるとめんどくさいタイプかもしれない。
そんな彼女も取り巻く3人の人物や関係性も何となくその後の諸作品のある典型になっている印象も。それほどのインパクトを残した作品と思う。
1939年でこの作品の出来、戦後になって鑑賞した日本人は、勝てなかったわけがよく分かったという。セットのスケールも衣装の美しさもカラー撮影も上映時間も天地の差を感じたはずだ。というか100年近く前なんだよな、今ならCGなら技術でごまかせるけど。

Bluetom2020