飾窓の女のレビュー・感想・評価
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なかなか楽しめる、犯罪メロドラマだ。
大学の助教授が、偶然出会った美女の部屋で、彼女の愛人を殺してしまう。助教授と美女は、遠くの森に、男の遺体を遺棄する。やがて助教授は、知人の地方検事から、見つかった遺体を、一緒に見に行こうと誘われる、、、。 1946年、フランスの映画雑誌が、本作を含む複数の映画を紹介したことで、犯罪映画の1ジャンルを指す「フィルム・ノワール」の始まりと言われる作品だ。 本作も、乾いた都会の空気を感じるし、ファム・ファタールが出てくる。最終盤のどんでん返しは、当時の倫理コード(ヘイズ・コード)のため、改変されたそうだ。ここは、おおいに好みが分かれるだろう。 男女の設定が、少し『七年目の浮気』に近いかも。救いようの無い窮地に追われた男女を、ミステリアスに描いていて、最後まで楽しめる。全編に渡って、とてもシャープで、強いサスペンスに満ちたメロドラマだ。
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いちいちボロを出す教授、友達だからとホイホイ情報を垂れ流す刑事、脅...
いちいちボロを出す教授、友達だからとホイホイ情報を垂れ流す刑事、脅しにまんまと引っかかる女と意味なく死んでしまう脅し屋、挙げ句夢オチ。こう書いてしまうと穴だらけのように思えるが、それもこれもこの作品を礎としたレベルアップによる、と思う。フィルム・ノワールの原初と考えれば相当観客をドキドキさせただろうと思う。
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フィルムノワールの最高傑作の一つ!!
賛否両論ある結末かもしれないが、あの何だか狐につままれたような後味が魅力だと思う。 ホッとしたような、でも何だか物悲しいような……。 なぜならジョーン・ベネットが最高に美しいから!!
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