歌劇王カルーソ

劇場公開日

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解説

不世出のテナー歌手と言われたエンリコ・カルーソを、未亡人の手記を基にして描いた音楽伝記映画、1951年色彩作品。「スイングの少女」と同じくジョー・パスターナクが製作、リチャード・ソープが監督した。「育ち行く年」のソニア・レヴィーンがウィリアム・ルドウィッグと共同で脚本を書いている。撮影は「ミニヴァー夫人」ジョゼフ・ルッテンバーグ、音楽は数多くのオペラ曲が歌われている。アレンジはアーヴィング・アーロンスン。カルーソには新進オペラ歌手マリオ・ランザが扮し、相手役は「成吉思汗」のアン・ブライス。ドロシー・カーステン以下、メトロポリタンその他のオペラ歌手が多数出演しているほか、「駅馬車(1939)」の作曲家リチャード・ヘイゲマンも顔を見せる。

1951年製作/アメリカ
原題:The Great Caruso
配給:MGM日本支社

ストーリー

1873年、伊太利のナポリで生まれたエンリコ・カルーソは、天性の美声を持ち、母の遺言にしたがって声楽に励んだが、青年になって(マリオ・ランザ扮)も名もないカフェの歌手に過ぎなかった。彼はその頃恋をして一時声楽を断念したがいったん恋に敗れるや、オペラ歌手として新しい出発をし、欧州各国で名声を博するようになった。彼がロンドンにデビューしたとき、2つの事件があった。1つは彼が好意をもつ嫉妬深い女流歌手マリア・ゼルカ(ヤルミラ・ノヴォトナ)といさかいを起こし、それが因で彼女が去っていったこと、1つは彼の初期の師アルフレド・ブラッツィと再会し、ブラッツィがカルーソのマネージャーになったことであった。カルーソはついに紐育のメトロポリタン・オペラにデビューしたが、オペラの後援者である金満家のパーク・ベンジャミン(C・B・リイド)はカルーソの無頓着な非礼が気にくわず、彼を嫌っていた。カルーソがベンジャミンの後援するルウイズ・ヘッガー(ドロシー・カーステン)と共に歌ったとき、ベンジャミンはカルーソを引退した歌手ジャン・ド・レスク(A・ナピア)よりも劣るとして左遷しようとした。だがド・レスクも、観客もそしてベンジャミンの娘であるドロシー(アン・ブライス)も彼を認め賞賛した。やがてカルーソは世界一流の歌手として認められ、ドロシーは成人するや父の反対を押し切ってカルーソと結婚し、娘グロリアをもうけた。だが数年後、カルーソはカナダ旅行中、咽を冒され、メトロポリタンの公演の終幕についに咽を潰し、その翌年、華々しかった生涯の幕を閉じたのであった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第24回 アカデミー賞(1952年)

受賞

音響録音賞  

ノミネート

作曲賞(ミュージカル) ピーター・ハーマン・アドラー ジョニー・グリーン
衣装デザイン賞(カラー) ヘレン・ローズ ジル・ステール
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