鏡の中にある如くのレビュー・感想・評価
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ベイルマン監督の良さは分からない
イングマール・ベルイマン監督の作品は「仮面/ペルソナ」に続き2本目の鑑賞。「仮面/ペルソナ」はそこそこまぁまぁ面白かった。 本作は「神の沈黙」三部作の一作であるらしく、面白ければ残りの二本も観ようかなんて思っていた。 しかしどうやら自分にはベイルマン監督は合わなそうだ。 古い映画なのでその辺は考慮するにしてもくるもの感じるものがあまりなかった。 内容については理解できてもテンポのゆるさや刺激の少なさは物足りなさを感じる。 つまらないわけではないところだけは救いだ。 例えば「ラ・ラ・ランド」などのデイミアン・チャゼル監督は近代最高の映画監督の一人だと思うが、何が良いのかわからんという人もいる。 つまり、人によって合う合わないは絶対的にあるわけで、自分にとってベイルマン監督は合わなかったのだ。 それでも、高評価をしているレビューアーさんたちは本当に楽しめたのかな?と疑問に思う。
さすが、ではあるが……。
さすが、ベルイマンである。 切り込み方が、えげつない。 しかも、時間が経つと共に、右肩上がりに。 ただ、本作は少し物足りない。 いや充分、衝撃的なこと描いてるのだが、 どこか、もっと欲しかった、となってしまった……。
【イングマール・ベルイマン監督が愛したフォーレ島を舞台にした、形而上的なトーンで描かれた家族の物語】
ー 私事で恐縮であるが、本日映画館で「ベルイマン島にて」を鑑賞した。 その中で、今作がフォーレ島にて製作されたと知り、観賞した。- ◆感想 ・内容はシンプルである。 作家の男’ベルイマンであろう。”の娘が精神病にかかり療養のために島にやって来る娘の状況を作家の視点から見る物語である。 ・思った事は、イングマール・ベルイマン監督の抒情性薄き作品を、今日観た映画では、北欧の人達は愛しているという点である。 日本であれば、小津安二郎、”遣る瀬無きお”じゃなかった成瀬己喜雄の諸作品の湿性ある作品とはとは対極を行く、乾性ある作品である。 <イングマール・ベルイマン監督作品は、殆ど観ていない。 今日観た「ベルイマン島にて」をきっかけに少しづつ北欧の巨匠と呼ばれる監督の作品を見て行きたいと思ったハイレベルの作品である。>
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