「魅力的なふたり」女は女である 雨音さんの映画レビュー(感想・評価)
魅力的なふたり
何も特別なことが起こらない平凡なストーリー。それがこういうユニークな映画になってしまうとは。
アンナ・カリーナは素敵で吸い寄せられる。顔だけの魅力でないと思う。イキイキしている。美しさ、可愛さ、センスの良さ、人柄のかわいさ。温かさ。ここでの彼女はわたしの女目線からみてもすてき。
ベルモンドは個性的で面白い。
ここでは地味で損な役まわりのようだけれど、アンジェラを見守るアルフレッドの包容力にはほっとできた。また、彼のウィットはかなリ面白く、彼が演じるとステキで、可愛くみえる。独特なリラックスムード。この作品に落ち着きとまとまりと独特なニュアンスを与えていると思う。
動きに合わせてブチブチ切れる音楽は、重い音楽だからこそ切れたとき面白いでしょ、ということなのだろうけれど、わたしの耳には少々落ち着かなかった。笑
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