俺達は天使じゃない(1955)のレビュー・感想・評価
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なんだ、いい映画じゃない
昭和30年、カサブランカのコンビのコメデイですが、それほど期待していなかったのにとても良心的な作品でした。
古き良き時代のハリウッドの王道喜劇といえましょう。
三人の主人公が皆芸達者で、演出のテンポもよく1時間40分というのもちょうどよい長さ。
最近の妙に複雑なストーリーで、大作でもないのに2時間超えが多いのは少し見習った方がよい。
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クリスマスのあったかコメディ
監獄の悪どい守衛を殺し、悪魔島という名前の監獄島から脱走してきた三人の男が、盗みを働こうとして入ったお店で、店主一家があまりにも人が好いので、クリスマスに舞い降りた天使の如く、困りごとをすっかり解決して去っていく、軽めでほんわかできるクリスマスの話。
夜の波止場でのラストシーンが好き。「俺たちは天使じゃねえ。」と言う、三人と小さなバスケット(中には大役を果たした一匹)の後ろ姿。それぞれの頭上で天使の輪がピカンと光るのが可愛かった。
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