「俺たちに明日はないって」俺たちに明日はない りかさんの映画レビュー(感想・評価)
俺たちに明日はないって
自業自得だろう。
最後の銃撃シーンは目にしていたが、
ストーリーは想像していたものとは違っていた。
いくらアメリカの不景気時代とはいえ、
主役二人だけでなく兄夫婦やC•W•モスも
倫理観•道徳感無さ過ぎ。
不釣り合いなあの軽快な音楽が時折流れる。
彼らのしている事楽しんでいるかのような曲♪
世間からヒーロー扱いもされていたのか?
真に受けて調子に乗る常識の無さ!
あの弾の撃ち過ぎは、警察官達の心の表れ❗️
(余談)
クライド役が、ウォーレン•ビューティだったとは⁉️
『天国から来たチャンピオン』良かったのに。
共感とコメントをありがとうございました。
犯罪者チームにも呆れますが、
ボニーの母とC・W・モスの父以外の親戚の反応にはもっと…。おこぼれを頂戴したいのか。犯罪行為が続いていく温床を見た気がしました。
世相も、思わず史実を確認したくなります。
銀行しか狙わないので、義賊的扱いだったというレビューもありますね。
土地ころがしを煽っていた銀行が、バブル後に情け容赦なく、銀行の都合で貸し付けたお金を取り立てていたあの頃ーー借金を返せず心中も多発していましたがーーその時のような雰囲気だったのでしょうか?
マスコミに取り上げられることを目的とした愉快犯ーー現代は実行のない殺害予告が多いですが、そんなかんじだったのでしょうか?
トー横に集まる子どもたちも、バイトテロを行う人たちも、未来を描くことなく、仲間を求めてと、「明日を描けない」人たちが増えています。
と戸惑いの後に来るあのラスト。
白い服に…。
警官も、クライドたちやマスコミ・民衆に嘲笑された報復と、クライドたちへの怖れ。
今なら、やりすぎと言われそうですが、凄まじいラストでした。
一度鑑賞したら絶対に忘れられないくらいの。