オリーブの林をぬけてのレビュー・感想・評価
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台詞が多くて、説明がが多く感じた。 日本の小津監督に影響を受けたっ...
台詞が多くて、説明がが多く感じた。
日本の小津監督に影響を受けたって言うのは、インテリから見た弱者ってことかなぁ。小津監督に影響を受けたって言う人にそう云う人が多いと思う。影響を受けたか受けていないかは分からぬが、日本の監督にも沢山沢山いると思う。小津監督からどんな影響を受けたのか知りたい。
傍観者的であまり面白く思えない。また、どこか男目線な感じを受けた。
これは「愛」ではない
これは「愛」ではない
ホセインはタヘレを一途に好き、というのは勘違いでただ手に入れたいだけ。
タヘレが振り向いたとたんに「釣った魚に餌はあげない」状態になるのが目に見えている。
こういうのをあんまり美化しないで欲しい。
なんて言うのはヤボなのかな。
ところどろこ微笑ましい場面があったり、イランの自然や文化がかいま見れたりできたのは良かった。
時間がゆっくり流れていた。
<生きる力>を感じる清々しい映画
題名に凄くひかれた。
観てみたら、洗練されていて、人間味たっぷりの素敵な映画だった。
正直、最初、ホセインは、わたしからみると、どんくさく、あまり結婚したくないタイプの男に思えた。
でも、観すすめるうちに、「彼はなかなかいいじゃん?」となってきて、「そういえばイケメンだし、考えかたもしっかりしてるし」となっていき、おしまいには、「こんな人とだったら結婚したら幸せになれるかもね!」という気もちになってしまったから面白い。
学がなく家もない彼だけれど、震災の傷痕残る環境で、人生や社会の未来について、古いやり方にとらわれず、自分なりにちゃんと考えている。それを実行にうつす行動力と粘りもある。
素朴だけれど逞しい。
女の子の方も寡黙ながら自分の力で未来を切り開こうとしている。
「生きる力」ってこういうことを言うのかな?と頷かされる。
映画制作の場面は、繰り返されてもなぜか飽きずに見れる面白さ。
そして、最後のオリーブ林の場面は、その光景が清々しく美しく、ストーリーの結末としても洒落ていて印象に残る。
【“僕は君を幸せにしたいんだ!”純朴な青年が、一目惚れした女性への熱意溢れる求愛する姿を、イランの牧草地を背景に、優しい目線で描いた作品。】
ー アッバス・キアロスタミ監督作品に嵌って、4作目。
今作はコケルというイラン北部の山岳地帯を舞台にした
1 「友だちのうちはどこ?」・・間違ってノートを持ってきちゃった友だちにノートを返すために
駆け回る少年の姿が沁みた作品。
2 上記作品を制作した土地が大地震に見舞われ、心配したアッバス・キアロスタミ監督が彼の地を訪ねるドキュメンタリータッチの「そして人生は続く」
そして、今作は「そして人生は続く」で途中出てきた、震災後の翌日に結婚した役柄を演じた青年を主役にした”純朴な青年の熱意溢れる求愛”物語である。ー
■感想<Caution 内容に触れています。>
・ホセイン君は映画の雑用係だったが、急遽、役を任される。
震災後の翌日に結婚した新妻に対し、あれこれと言う役なのであるが、ホセイン君は役はそっちのけで一目ぼれした、新妻役の字が読めるタヘレさんに
”僕が結婚するのは幸せになるためだ。そして、君を幸せにしたいんだ!”
と、猛アタック。
けれども、両親を亡くしているタヘレさんの態度はツレナイ・・。
お婆さんにイロイロと吹き込まれている事もあるのかもしれない。
”字が読めない”
”レンガ職人見習い・・”
”家なしに嫁なし!”
ー 凄いなあ・・。持ち家が無いと駄目なのね・・。ー
・けれど、ホセイン君はアキラメナイ。
撮影の合間の雑用をしながらも、お茶を持って行ってあげたり、彼女の気を引こうと頑張る。
”僕が、お茶を淹れたり、君がお茶を淹れたり・・。これが結婚だよね。”
ー ホセイン君の顔が、誠実な人柄を表しているように思える。だから、彼のタヘレさんへの猛アタックを観ていても、”頑張れ!”と言う気持ちになるのである。ー
<ラスト、撮影後歩いて帰るタヘレさんの後を、走って追っていくホセイン君。タヘレさんは逃げるでもなく、彼の前を歩いて行く。
その姿を、カメラはロングショットで撮っている。
漸く追いついたホセイン君は、タへレさんに話しかけ、急にこちらに向かって駆け戻って来る。
道ではなく、草原を斜めに・・。
きっと、
”タヘレさんに、良い返事を貰ったんだよね!君の熱い想いが伝わったんだよね!”
と思いながら、彼の姿を見ていましたよ。>
■アッバス・キアロスタミ監督は「桜桃の味」を観て一気に好きになり、一気呵成に4作を鑑賞した。
どの作品も淡々としたトーンながら、人間の善性を肯定する監督の視点が好きである。
世界には、素敵な作品を作ってきた監督が、まだまだ沢山入らっしゃるのであろう。
素晴らしい監督とその作品群に出会えた事は、僥倖であった。
道はジグザグ心はまっすぐ
ジグザグ道3部作、そんなの知らなかった…
『友だちのうちはどこ?』でどハマりした
キアロスタミの作品、Amazon primeにリストアップされているうちに全部見ようと思って
"オリーブ"のwordに惹かれてチョイスしたら
まさしくあのアハマッドとネマツェデの二人が、少し大きくなった二人が登場♡アガる
大きな地震があったようだ…
(この後『そして人生はつづく』を見て順番間違ったな、と気付くが 遅し)
地元の人々を起用して映画を作るキアロスタミの作品はどれもドキュメント風
この作品も映画のオーディション風景から始まる
地元の人々も、出たがりなのに演じない
演じないけど、若く綺麗に撮って欲しい
恥ずかしがり屋なのに、興味はある
楽しみが少ないからかな?
だとすると恋愛事情はどうなんだろう
この映画はしつこい勘違い男の恋物語か?(笑)
何度も何度もテイクを重ねる意図は?
粘り強く!という教えなのか…
長いエンディングはひたすらオリーブの林をタヘレを追って下っていく
そこになんとモーツアルトのオーボエコンチェルトinCである♡
まったく風景と合わない驚きのチョイス(笑)やられた、、、
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