「イラン版竹取物語」オリーブの林をぬけて ouosouさんの映画レビュー(感想・評価)
イラン版竹取物語
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前半、撮影陣がとても嫌な人たちとして延々描かれているのが効いている。都会人で知識もお金も多少はあるかもしれないが、人を顎で使って平気な人たち。一方、ホセインは、教養はないかもしれないが生きる力も人を見る力も優しさもあるし気も利く。タヘレにも両親をなくした寄る辺なさがあって、それを何で支えたらいいのか、祖母の存在もあって揺らいでいる。今は祖母に(良くも悪くも)守られているが、将来は祖母を背負わなくてはならないだろうし。
人は何に生きるのかという永遠の普遍的テーマ。
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