「少年は海に何を見た?」大人は判ってくれない osmtさんの映画レビュー(感想・評価)
少年は海に何を見た?
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ず〜っと、映画館で観なきゃダメと思っていた本作、やっと観ることが出来た。
オーディションで、ジャン=ピエール・レオを見つけた時点で、トリュフォーは相当な手応えを覚えたに違いない。
まさに彼なしでは有り得ない作品。
撮られていた時代はともかく、作品それ自体に退屈な古臭さなど殆ど見当たらない。
59年で、これを見せられたら、そりゃあ新鮮に映っただろう。
アンリ・ドカエのカメラワークもオープニングから流石。
あのオープニングだけでも何度も観てみたい。
あと何気に音楽が素晴らしかった。あの音楽が無かったら、もうちょっと退屈になってた気もする。
しかし、最後の生々しいストップモーション、まるでパンクを彷彿とさせるユース特有の痛々しさだが、アレ今観るとチョットばかり古臭いかな。
たぶん、他の連中が散々マネした結果かもしれんけど。
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