大人は判ってくれないのレビュー・感想・評価

大人は判ってくれない

劇場公開日 1960年3月17日
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現在進行形の姿を映像に留めた奇跡 ネタバレ

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トリュフォー監督による初長編作。今の時代、改めて本作を見直してもなお、その決して感傷的な描写に流されない子供たちの表現力、それを可能としたトリュフォーの演出力に圧倒される。教室で生徒全員が一つの生命体になったかのようにざわめく姿だったり、パリの街並みを闊歩する時の生き生きとした動線、遊園地の遊具に身を晒す時の子供らしい緊張と興奮が入り混じった表情など、すべてのシーンが魅力的。そのナチュラルな感情表現が観る者の目を惹きつけてやまない。

やがて更生施設を逃げ出した直後に訪れる、伝説的な海。モノクロームの映像だとその孤独さ、冷たさ、広大さがひとしおに思えるのはなぜだろうか。静止する世界で画面のこちら側を見つめる少年の表情は、我々が歳を経るごとに刻々と色を変え、鑑賞するたびにまったく違った印象を投げかけてくるかのようだ。現在進行形の姿を映像に留めているので、いつまでも色褪せない。それゆえこの映画の豊かさはいつの時代にも感動を与え続けるのだ。

ぐうたら
ぐうたらさん / 2017年7月28日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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子供とは思えない演技力てわ思春期の難しさ、もどかしさがストレートに...

子供とは思えない演技力てわ思春期の難しさ、もどかしさがストレートに伝わってくる。浜辺での終わり方が良かった。

tsumu miki
tsumu mikiさん / 2018年2月7日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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成績が悪く、先生に怒られてばっかりのドワネルにとって学校は苦痛だっ... ネタバレ

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成績が悪く、先生に怒られてばっかりのドワネルにとって学校は苦痛だった。

しかし、家庭も心休まる場所ではなく、あることがきっかけで家出をしてしまう。

ヌーヴェル・ヴァーグの旗手、トリュフォーの初監督長編作品。

ドワネルはトリュフォーの少年時代そのものであるとか。

ドワネルの行動が反抗期と簡単に片付けられるのかわからないけど、自分だったらあそこまでできないだろうなぁ。

最後のシーンはドワネルの解放そのもの、続きが気になります。

tsucchi1989
tsucchi1989さん / 2017年8月12日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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アントワーヌ・ドワネル(ジャン・ピエール=レオ)は、子供と大人を半... ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

アントワーヌ・ドワネル(ジャン・ピエール=レオ)は、子供と大人を半分半分にしたような少年。家の暖房器に炭を入れ、手が黒く汚れたらカーテンで拭き、母親のビューラーを使ってまつ毛を上げる。学校で落書きをしたことの反省文を書こうとしたら、母親が帰ってきたので、それを鞄にしまって宿題をしている振りをする。父親が久々に家に帰ってきたときに、アントワーヌが寝袋で寝ていることを知って、「子供のシーツ代は渡したはずだ」と言うと、母親は「あの子は寝袋が好きなの」と言い、両親が喧嘩しそうになると、そこへすぐにドワネルが戻ってきて、「暖かくて気持ちいいよ」と母親に言う。

タイプライターを盗んだことで、少年鑑別所に入れられ、両親から勘当され、最後には鑑別所から逃げる…。

アントワーヌの行動や言動が細やかに(盗んだタイプライターを戻しに行ったり、学校を欠席したときには母親が死んだと言ったり、寝袋で寝ることに何の不満も言わず、母親が浮気をしていることも黙っていたり、母親が帰ってくる前に暖房器具に炭を入れて部屋を暖めたり…)描かれている。大人は子供を悪童と決めつけ、子供は大人のことを理解できない。

ハッピーエンドだったらもっと好きになれた。

しずく
しずくさん / 2015年7月11日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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もう何度寝落ちしたことか… でも好きな映画だった。 以下ポイントを...

もう何度寝落ちしたことか…
でも好きな映画だった。
以下ポイントを上げていく。

トリュフォー監督の自伝的映画という事らしい。
トリュフォー自身、幼少期、親は喧嘩ばかりで、勉強出来ないから学校には居場所がなくて、唯一の好きな事は映画館で映画を観ることだった。やがて鑑別所に入れられた。

トリュフォーはこの少年役の役者を使い幾つも自伝的映画を撮っている。この少年の成長に合わせ、青年の時には自分が青年だった時のことを映画に。

スピルバーグはトリュフォーの特にこの作品が大好きで、未知との遭遇ではトリュフォーを学者役でキャスティングしている。
スピルバーグの生い立ちと彼の作品を見れば、何故トリュフォーが好きなのかわかる。スピルバーグも親が不仲で、勉強できないこだった。

映画オタク映画

町山智浩氏の解説参照

saikimujin
saikimujinさん / 2015年4月18日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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かまってちゃん?

トリュフォーの処女長編作。
作者自身の経験が数多く投影されているのは、処女作ならではなのでしょうか。

この作品の主人公たる少年のとる、社会規範からの逸脱行為。諸々の行動の累積は、成人の目から許されざるものとして取り扱われるのも致し方なし。
衝動コントロールの欠如、注意力の散漫さは、持って生まれた気質なのか。子供に特有といえるのか、それとも、特定の子供に特異的なものなのか。

社会は、大人は、どう彼らに接していくのか。そして、子供たちは?

今日も禅問答は続く。

Nori
Noriさん / 2014年10月25日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  笑える 寝られる
  • 鑑賞方法:映画館
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子供は判ってほしい。

素晴らしい邦題に違わない内容。今も全く瑞々しさを失っていない。
主人公を演じたレオー少年に、とても少年とは思えない色気を感じた
初観の頃が懐かしい。問題多き少年時代を監督の体験と合わせて具に
観察しながら、傷付いた少年の裏側を丹念に描き出していく秀作。

ハチコ
ハチコさん / 2013年12月6日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  悲しい 楽しい 興奮
  • 鑑賞方法:映画館
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大切にしたい映画かも

1959年製作のフランス映画。監督はフランソワ・トリュフォー。今週にジェーン・バーキンの来日公演に行くことになり、ここ数週間はおフランスモードでございます。というわけで、最近はフランス映画ばかり観ているのですが、本作はその中でもかなりクラシックな部類に入る作品です。

内容は、両親の喧嘩が絶えず、まともな愛情ももらっていない12歳の男の子の物語。ちゃんとした親の教育をもらわないまま育ったものだから、普段から素行が悪く、学校では悪童あつかいで、問題が絶えません。そして、主人公は、親から見捨てられ、特別施設に送られるという悲しいお話となっております。

わたくし自身は、この主人公ほどぐれたことはなかったのですが、それでもどういう訳か似たような部分はあるなと思いながら見てしまいました。ひょっとしたら、この映画に描かれている主人公の心情というものは、大人になるまでに誰もが抱える反抗心なのかもしれません。

なんでもお見通し的な態度をとる親や大人は、実はなにも分かっていない。子供心ながらに、こんな所で傷ついたことって誰でもあるのではないでしょうか?

あまり多くを語らず非行を繰り返していく主人公の姿から、やるせない怒りと悲しみが、うまく観る人の想像力に伝わってきます。これは親になった人たちが定期的に観るといい作品だと思います。

作品のロケになっているフランスの街(パリ?)が、モノクロの中とても活きています。主役を演じた子役の影のある横顔が素晴らしく、カッコよくさえ思う。

一度は観るといい映画です。

あんゆ~る
あんゆ~るさん / 2009年9月14日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  笑える 悲しい
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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