「いざ "虹の彼方へ"‼️」オズの魔法使 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
いざ "虹の彼方へ"‼️
今作に登場する正義の魔女と、悪の魔女の前日譚である「ウィキッド ふたりの魔女」が大評判でもおなじみ、ファンタジー映画の超名作‼️愛犬トトとともに、竜巻に吹き飛ばされ、歌うマンチキン(小人)や空飛ぶ猿がうじゃうじゃ生息、そして究極のヴィランである "西の魔女" が支配する魔法の国オズに迷い込んだ家出娘のドロシー。「脳ミソ無しのカカシ」、「心無しのブリキ男」、「勇気無しのライオン」といった仲間たちと一緒に、黄色いレンガの道をたどって、それぞれが抱える悩みを解決してくれるという「オズの魔法使い」(実はペテン師)が住むエメラルド・シティへと旅立つ・・・‼️ドロシーが家族と共に暮らすカンザスのシーンはモノクロ‼️そして家ごと竜巻で吹き飛ばされたドロシーがドアを開けるとカラー(=総天然色)の幻想の世界が広がる‼️このモノクロからカラーへの画面転換にワクワクさせられる‼️観た者誰もがすぐにドロシーと一緒に "虹の彼方に" あるオズにぶっ飛べる作品ですね‼️ホントに素晴らしい‼️今作はスんゴいスペクタクル作品であり、楽しい楽しいミュージカルであり、そしてエバーグリーンのファンタジーでもあります‼️マンチキンの国の色とりどりのカラー画面は、今観てもホントに美しい‼️エメラルドの都を舞台にしたスペクタクル、カカシとブリキ男、ライオンがドロシーを助けに行くシーンなんて、「白雪姫」の七人の小人たちみたいでホントに胸ワクワクするし、空飛ぶ猿は、これぞ「猿の惑星」とも呼べる面白さ‼️夢見ることの大切さを歌った「オーバー・ザ・レインボウ」も超名曲だし、エルトン・ジョンの名盤のタイトルの由来ともなった「黄色いレンガの道をたどって」、そしてドロシーら四人で歌う「オズの魔法使いに会いに行こう」といった楽曲たちもホントに大好きですね‼️麗しのジュディ・ガーランドら、完璧なキャストたちによる完璧なパフォーマンス‼️そして「ツイスター」の方がショボく見える竜巻の描写の凄まじさ‼️幕の裏にいる「オズの魔法使い」のキャラも、「ウィキッド ふたりの魔女」の後だと余計おかしい‼️ただ、やはり今作のキモはその物語‼️ "虹の彼方に" ユートピアや理想郷を求めても幸福はずっと身近なところ(家族)にあって、誰もが知能も、心も、勇気だって自分の中に見出せるということを改めて教えてくれる映画史に残る名作‼️それがこの「オズの魔法使い」なのです‼️
