オーロラの彼方へのレビュー・感想・評価
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素晴らしい絆
良作!
あまりメジャーじゃないけれども、素敵な作品です。デニスクエイドが久しぶり、インナースペース以来。
タイムパラドクス物は、やっぱり過去は変えることは出来ませんでしたというのが多いけれど、これは違う。素敵なハッピーエンドで幸せな気持ちにさせてくれます。
映画「オーロラの彼方へ」の感想
亡くなったはずの父親と交信する、それ自体がワクワクするし、親子がたわいも無い会話をするだけで泣きそうになります。
一番魅力はタイムパラドックスで父親の死や難事件を解決することに奮闘するストーリーです。タイムパラドックスはもっと大変なことを起こすのではと思う反面、そんなことそっちのけでラストの展開は楽しませて頂きました。
2010年代後半にもなると、アニメ等を含めて、タイムパラドックス物も色々なものが出されていますが、映画という枠組みでこんなにテンポ良く、気持ちのいい作品が出来ることが、素晴らしいことだと思います。
「インターステラー」など後進の作品に影響を与えていることも、ここ作品を見直すきっかけになりそうです。
純粋な親子愛
親子愛を純粋に描いた作品ほど、心温まるものはありませんね。タイムパラドックスを利用した映画は数多く制作されているので、ある意味"今さら"な脚本だと思いましたが、よくここまで練ることができたなぁと感心しました。
オーロラが起こした現象によって、殉職する前日の父と無線機で繋がってしまい、それから一心不乱に彼を救おうと奮闘する主人公を描いた物語です。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のように直接会うのではなく、声だけのやりとりしかできないという限定された状況が緊張感を生み、より作品にのめり込むことができました。
その場でタイムパラドックスを体験してしまう時の演出(スローモーションやフラッシュバック)は特にお気に入りです。まぁ、この時代特有の映像ではあるのですが、とても効果的に描かれていました。
そして何と言っても、クライマックスが素晴らしいとしか言えません!
SFファンタジーとして
面白い!
すっきり!
消防士!野球!アメリカらしい家族愛!
面白かった!これは期待以上でした!
オーロラの影響でアマチュア無線の電波障害が発生し
30年の時を越えて親子が交信を交わす。
時間が同時並行で進む都合の良い設定はSFファンタジーと割り切るとして
実際にはるか遠くのラジオ放送が10年遅れで無線で捉えられることもあるそうで
太陽風とか宇宙エネルギーの関わるオーロラの夜には話のリアリティが無くもない。
(この辺はDVD特典の「科学的背景」で説明してます。この特典も面白い!)
本編はというと、例えるなら
(「バックドラフト」+「バタフライエフェクト」+「インソムニア」)÷3
といった感じでしょうか。
冒頭からの導入部分はいかにもハリウッド映画っぽい爆破アクションですが
しばらくするとメインのSFファンタジーのドラマ感が出てきます。
ちょっと前のアメリカ映画ならこのまま少し盛り上げて終わってましたよね。薄ぅ~く。
でもそうでないのがこの作品のいいところ。
中盤からは一気にハラハラドキドキのサスペンス色が強まります。
しかもこれが良くできてて面白い!予想外の展開だけにすっかり観入ってしまいました。
そしてクライマックス。
良く考えるとコテコテのアメリカ映画のパターンなんですが
盛り上げ方といいタイミングといいバッチリで自然と顔がほころびます。
映画で泣かない僕も若干熱いものがこみ上げて来ました。
これまたコテコテのエピローグもとてもいい空気。
ちょっとしたカットにニヤっとさせられます。
久し振りに作品レビューを見て借りてみた作品でしたが、期待以上の大満足。
教えてくれたお気に入りレビュアーさん達に感謝です。
※他サイトより転載(投稿日:2008/04/21)
何度見ても泣ける‥
サリバン家の話だ。
父が消防士。母は看護婦。
野球選手を目指してた息子は怪我により警官になる。
父は、ある火事の消防活動中、亡くなった。
ある日、幼馴染みの子供がTVが壊れたから
ジョニーの家に親子で押し掛けてきた。
ジョニーの父が消防士だった証の大きな
収納箱を見つけ、懐かしんで開いた時
父が愛用していた無線機を見つけた。
電源を入れても動かなかった無線機は
オーロラが美しくきらめく夜に繋がった。
向こうから応答をしてくれと声が聞こえた。
それは過去からのアクセス‥30年前からの。
父が事故で亡くなった前日、交信してた男が
父親だと知るジョニーは父を救う為に運命を変えてしまう。
その事で、死ななくていい人の運命が変わり
ジョニーの周辺も変わっていった。
父との時間を未来に繋いでゆきたい運命の為に
未来は書き換えられてゆく中で最後は…。
泣けてしまいます、何度見ても。
時間を置いて見ているせいか自分の人生も
この作品を見る時、動いていているから
泣く度合い、感じるツボも動いてたりするのだ。
by.tavasavasa
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