「西部では名声よりも名誉‼️」大いなる西部 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
西部では名声よりも名誉‼️
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牧場主の娘と結婚するためやって来た東部男グレゴリー・ペックと、牧場の牧童頭チャールトン・ヘストンの対立を描いたウィリアム・ワイラー監督の名作‼️やはり巨匠と呼ばれる人は何を撮らせてもウマい‼️今作は東部と西部の思想の相違、古い西部が新しい時代へ移っていく時代の挽歌‼️「西部では名声よりも名誉が大切」という印象的なセリフ‼️東部男ペックが知性よりも人情、人情よりは力ということを思い知る‼️出来損ないの荒くれ息子を抑える父親の力や、困難に立ち向かう男の堂々とした生き様など、ホントに西部っていいなぁ‼️ワイラー監督がそんな西部を、大きく詩情豊かに描きつつ、西部劇ファンが満足するアクションシーンも巧みに織り交ぜ、2時間46分をまったく飽きさせない‼️ペックが何回も振り落とされながら荒馬を乗りこなすシーン、ペックとヘストンの素手の決闘、ペックと卑怯な無法者が旧式拳銃によるイギリス式決闘をするシーン、ラストの家長同士の決闘など、見せ場満載‼️ペックが邸のポーチから見わたす俯瞰のロング・ショット‼️これぞ大いなる西部ですね、いいなぁ‼️
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盟吉津堂さんのコメント
2025年3月27日
グレゴリー・ペックが自分のことを全然ひけらかさない奥ゆかしい男でずっとヤキモキさせられるんですよね(笑)。
力が支配する時代は終わりを告げ、消えていく運命にある武骨でまっすぐな西部男たちのことを愛情込めて描いていて、まさに古い西部への挽歌でしたね❗️