劇場公開日 1962年4月27日

「これは、力入ってますね」エル・シド チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0これは、力入ってますね

2014年7月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

興奮

アンソニー・マンの超大作ってことで良いのでしょうか? いや、スケールが大きいですね、実際。エキストラの数も相当ですし、実写の迫力はやはり凄みがありますね。一番唸ったのは、イスラム教徒が夜半に海岸沿いを進撃してくるシーン。ドラムの音の恐ろしさとともに、なんだかとても崇高なものを観ているかのような美しさがありました。あと、ソフィア・ローレン、相変わらずとても綺麗です。
大作だけあって、特に前半は細かい筋書がどうも練り切れてない感じはありましたかね。普段は、映画だから細かい筋書はそこまで整合性がなくてもいいかなぁ、なんて思いながら観ている私ですが、今回は幾度か、「はて? 君はそこでなぜそうなる?」と言いたくなるような場面が散見されましたね。これって、やっぱり筋書上の整合性というよりも、情緒的な整合性を感じられないところから来てるのかな、とか考えたりしてます。
と、いろいろ書いてはいますが、最後にはやっぱり身を乗り出して観ていた私がいるわけなのですね。

チャーリー