エネミー・オブ・アメリカのレビュー・感想・評価
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ブラック祭り
プライバシーの問題を、ブラッカイマー制作でいち早くブラックユーモア混じりにブラック俳優とジャックブラックがシリアスに演じる素晴らしい映画に仕上がっている笑
今でも問題となっている監視する権限、裁く権利をアメリカ政府相手にたっぷり皮肉っている。今も政府主導でスマホや監視カメラ、衛星を使った特定をされてるかと思うと、オチオチ悪い事も出来ないね。こういう問題提起を映画化する事で、少しでも市民に監視されてると感じてもらいたいのだろうが、監督や映画自体に圧力がかかって大変だろうね制作としては。
ストーリーやオチも良く演技も迫真に迫っていて面白かったが、主役はウィルスミスでなくても良かったように思える。あと、エイリアンに出てきたジョーンジー(猫)と似たニャンコ出てきたが同じ猫だろうか?凄く気になるんですけど笑
情けないウィル・スミスを初めてみた 巻き込まれたとはいえ助けられて...
意味は理解できないけど雰囲気を楽しむ映画
知らない間に陰謀に巻き込まれ、いつしか国家に生活の全てを監視される...
T・スコット監督の職人技がみれる
私は”トップ・ガン”で初めてT・スコット監督の腕前を観ましたが、戦闘機パイロットの話をPVのようにつくっていたのが印象的なくらいでした。次のアクション映画”ビバリーヒルズコップ2”も、1作目に比べると大味で、これら2作とも、もう1度観たいという気は正直ありませんでした。
しかし、この映画は、当時最先端の監視技術の怖さを見せてくれるのと、ごひいきG・ハックマンが相変わらずいい役で売り出し中のW・スミスを立てているのが良いし、にこりともしないJ・ボイトが悪玉ボスです。敵役が大物ですから不足がありません。また、映画ファンサービスでしょうか、ノンクレジットでJ・ロバーズが大事な役で出るのも楽しいです。
監視衛星、防犯カメラ、コンピュータ制御といったデジタル映像に、体を張ったアナログの追っ駆けっこや大爆破が調子良くバランスされて、132分飽きません。T・スコット監督の中でも、職人技が観れる上位の映画と思います。
弁護士のウィルスミスも良い
ドタバタのスパイ活劇と情報戦
面白かった
アメリカ映画らしい稚拙な脚本
無防備なバカ弁護士。
危ない目にあっても証拠の存在に気付かず、
見ても確認もせず、自分から相手に殴り掛かり、
人混みで堂々と拳銃で確保される稚拙な脚本。
筋肉で脳ミソが出来てるバカアメリカ人だから楽しめる三流映画。
ラストのアイデアは見事でした。
ひょんなことから上院議員殺害現場を収めてテープを手に入れた弁護士が、自らの汚名を晴らすべく奔走する物語。
随分前の映画ですが、お気に入りで何度も観直す作品です。
監視カメラ、盗撮、盗聴、そして情報操作。国家の監視の目に包囲され絶体絶命になった主人公。彼がどのように切り抜け、挽回するのか?最後まで興味を惹かれるストーリー展開でした。
主人公がスーパーマンでないことも高評価です。度胸や頭の良さはさておき、格闘戦や銃撃戦を繰り広げるわけではない主人公だからこそ、最後の起死回生のアイデアに興味が惹かれます。
そして、ラストの展開は、期待通りの見事なものでした。
犯罪防止には、一定の監視は必要不可欠なのですが、それを活用する側にもしっかりと監視の目を向けなければならない・・・改めてそんなことを考えさせる映画でもありました。
あまり知名度はありませんが、個人的には、文句なしの評価5の作品です。
NSAという化け物について
NSAによる個人のプライバシーへの侵害の酷さは、2013年の初夏に、NSAハワイ支局の責任者(スノーデン)による内部告発によって、ようやく一般にも知られるようになりました。
プライバシーに鋭敏な人なら、アメリカとの国際電話の通話はすべてNSAが盗聴していることを知っているはずです。
しかし、実は日本国内の電話の会話も、一旦グアム島に光ケーブルを陸揚げし、そこから再び日本の目的地につなげるという運用によって盗聴されています。
アメリカに言わせると、それは「外国と米国(グアム)間の通話」であり、したがって盗聴は「合法的」だ、というわけなのですが……。
それはともかく、今から23年も前に作られた映画ですが、渾身の力を込めてNSAという化け物を告発したのがこの作品です。
映画は、NSAのエージェントによって個人情報保護派の国会議員が暗殺され、それがこの国に無数に仕掛けられている無人カメラの一つに撮影されていたところから始まります。
NSAエージェントが言い放つ言葉「国民にプライバシーなんて必要ない。頭の中だけに存在すればそれだけで十分だ」など、この映画は名言の宝庫でもあります。
最初から最後まで警鐘を鳴らしっ放しの映画ですが、エンターテイメントとしても最高級なので、何度観ても飽きません。
エンディングでCNNの番組「ラリー・キング・ライブ」が登場し、ラリー・キング本人がこう言います。
「いったいプライバシーと国家権力の間のどこに線を引くべきなのか。少なくともお前ら(国家権力)には、我が家に立ち入る権利はない」
このような強い主張を実名で行うことが許されていた時代が、わずか23年前にはアメリカにも存在していたのですね。
映画が警鐘を鳴らしていたプライバシー侵害の、ありとあらゆる手段と手口と「特に、法構成」とが、911テロを契機として、今ではすべて現実のものと化してしまったことに、驚愕するしかありません。
補足ですが、この映画のNSAの悪役が、劇中で、誕生日=9月11日とされているんです。
911テロが起きる3年前に作られた映画なのですが、この暗合。
愕然となりました。
なんだか時代を感じる。
バカじゃなかった・・・(笑)
最後の決着のつけ方が好きです! 政府側とマフィア側でそれぞれ思っている「ビデオ」の意味が違うのが面白かったです!
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