「本作の醍醐味であるダブルクライマックス」駅馬車(1939) eichanさんの映画レビュー(感想・評価)
本作の醍醐味であるダブルクライマックス
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本作の主要ストーリーである一台の駅馬車に乗り合わせた乗客達の人間模様の描き方が素晴らしい。そしてラストのダブルクライマックスのインディアンの襲撃に抗する銃撃戦と主人公の因縁の決闘は映画史上の白眉である。特に疾走して逃げる馬車とそれを馬で追うインディアンたちの銃撃戦の描写は素晴らしかった。観ていて専らスピード感とスリル感に駆られた。本作公開当時としては、このシーンは新鮮で衝撃的だったのではないだろうか?黒澤明がジョン・フォードをリスペクトし、映画のお手本と仰いだ理由が本作を鑑賞して良く分かった。確かにその遺伝子は黒澤映画に受け継がれている。ラストのハッピーエンドも心地よい。
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