「酒とたばこと涙と女とジャズ」エヴァの匂い こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
酒とたばこと涙と女とジャズ
ジャンヌモローはまったくもって、
レビュータイトルにしたこれらを
すべて持ってて恐ろしい女だ。
多少年齢的にトウがたってきて
冷静に見れば振られる婚約者の方が
めっちゃきれいなんですけれども
もしかしたら
人間には振り回されたい欲求があって
それをみたしてくれるのが
ジャンヌモロー演じる高級娼婦なのかもしれません。
しかし、まあ、なんとも
とらえようがなくそれでいて魅力的な
悪っるい女です。
あの眼に見つめられたら降参するしかないのです。
劇中にジャンヌモロー演じるエヴァを表して
「残酷で美しくて破滅的」とありますがまさにそのとおり。
キリスト教のイブの名前なのは
よくある名だからか、
あるいは他に深い意味合いがあるのでしょうか?
ラストのくだりもキリスト教に詳しくないので
意味がつかめませんでした。
それにしても邦題もいいですね。
原題は単に「エヴァ」ですが邦題では「エヴァの匂い」。
これ、香り、じゃ違いますね。匂い、ですよ!立ち昇る背徳と破滅を
見事に感じさせてくれるじゃありませんか~。
どなたがつけたか知りませんが、いい仕事してますわ!
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