浮気の計算書

劇場公開日:

解説

アレクサンダー・ローズの原作を「ダニー・ケイの替え玉作戦」のジャック・ローズが脚色し、「バターフィールド8」のダニエル・マンが監督したピンク・コメディ。撮影は「バターフィールド8」のジョセフ・ルッテンバーグ、音楽は「ピクニック」のジョージ・ダニング。出演者は「荒野の3軍曹」のディーン・マーティン、「黒い肖像」のラナ・ターナー、「史上最大の作戦」のエディ・アルバート、ニタ・タルボット、マーゴなど。製作は「5つの銅貨」ノジャック・ローズ。

1962年製作/アメリカ
原題または英題:Who's got the Action?
配給:パラマウント
劇場公開日:1963年3月6日

ストーリー

スティーブ・フラッド(ディーン・マーティン)は弁護士で、美しい妻メラニー(ラナ・ターナー)と高級住宅に住んでいた。メラニーには最近気になることがあった。結婚3年目、スティーブが自分に注意を払わなくなった上、時々謎の電話がかかってくることだ。メラニーは昔の友人クリント・モーガン(エディ・アルバート)へ相談に行った。以前、彼女を好きだったクリントはやっと望みが叶うかもしれぬと考え離婚訴訟を提案し、彼は競馬に凝っていると言った。すると、怒るかと思ったメラニーはかえって喜んでしまった。謎の電話が女からではなかったからだ。ある時、メラニーは計略を思いつき、自らノミ屋を始めることにした。つまりスティーブがノミ屋のクラッチに借金しているため、このうえ損をかけまいというのだ。メラニーは夫スティーブに新しいノミ屋と取り引きするようクリントを仲介にして頼んだ。スティーブの思った馬は大穴を重ねていった。そのためメラニーは時代物の家具まで売って夫に大金を払わねばならない始末。一方、クラッチは大事な客を新しいノミ屋に奪われ、ボスのトニーに驚かされていた。相変わらずスティーブは、ノミ屋に金を持ち逃げされては大変だと思い正体を探った。と、なんと妻メラニーだった。困ったスティーブはメラニーにノミ屋をやめさせ、トニーを脅かした。トニーは恋人サタディと結婚すると約束し結婚しないからだ。が、弁護士スティーブに言われれば結婚しないわけにいかず、結婚することになった。早速スティーブは弁護士の報酬としてトニーに大金を請求し、それでメラニーの負債を片付けてしまった。フラッド家には再び結婚当時のような甘い空気が流れ始めた。

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