「子供を通して時代を理解すると言う事。」動くな、死ね、甦れ! 蟲太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
子供を通して時代を理解すると言う事。
最近見た映画のなかで、もっとも印象に残った。
ストーリーが特に複雑というわけではない。
戦後1950あたりのロシアのど田舎を二人の子供を通して理解すると言う話。
そして二人が時代に飲み込まれて行くのを僕らは静観させられる。
それはいろんな意味で面白く、辛い。
出演者は少年の母親以外ほとんど素人。
監督の子供のころの記憶を基に話は設計されているようで、その点でちょいと前に見たOn the Milky Roadと比較して、国民性と言うか、お国柄と言うか、色彩と言うか、白黒の映像も妙に納得した。
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