ウインター・ゲスト

劇場公開日:

解説

荒涼たるスコットランドの冬の一日の、ある町での人間模様を描いたハートフルな一編。監督・脚本は「ダイ・ハード」「マイケル・コリンズ」など名優として鳴らすアラン・リックマン。自身が演出して高い評価を得たシャーマン・マクドナルドの同名舞台劇の映画化で、彼の劇場映画初監督作。製作は「ブラックアウト」のエドワード・R・プレスマンとケン・リッパー、スティーヴ・カーク=ホール。撮影は「バタフライ・キス」のシーマス・マクガーヴィ。音楽は「陽のあたる教室」のマイケル・ケイメン。美術はロビン・キャメロン・ドン。編集はスコット・トーマス。衣裳はジョーン・バーギン。出演は実際に母娘で、「から騒ぎ」などで共演もしているフィリダ・ローとエマ・トンプソンほか。

1997年製作/110分/イギリス
原題または英題:The Winter Guest
配給:K2エンタテインメント
劇場公開日:1998年4月25日

ストーリー

スコットランド。2月のある日。半年前に夫を亡くした写真家のフランシス(エマ・トンプソン)の元を老母エルスペス(フィリダ・ロー)が訪問。喪失感から逃れられない娘の世話を焼く母だが、娘にはうっとうしいばかり。外ではリリー(シーラ・レイド)とクロエ(サンドラ・ヴォー)の老婦人ふたりが友人の葬儀に出かけるためにバスを待つ。フランシスの息子アレックス(ゲーリー・ハリウッド)は雪玉をぶつけてきたニータ(アーリーン・コックバーン)という娘と知り合い、学校をサボる羽目に。浜辺ではサム(ダグラス・マーフィ)とトム(ショーン・ビガースタッフ)の学校をサボった少年ふたりが遊んでいる。ふたりは洞窟で捨て猫を拾った。母と娘は浜辺へ出るが、お互いに心を開けず、葛藤は深まる。アレックスは母たちが家を出たのを見てニータを家に連れてくる。その頃、エルスペスはたき火をしていたトムの傍へ。フランシスはトムと談笑する母の姿をカメラに収めた。トムはフランシスに「髪をさわらせて」と頼み、なぜか癒やされた気になる彼女。さて、雪で濡れた衣服を乾かすうち、いつしか抱き合うアレックスとニータ。だがアレックスは家中に飾られた亡父の遺影が気になって身を離す。夕暮れ前。家路へ急ぐ母と娘はようやく心を通わせた。町へ戻ってきた老婦人ふたり。しっかり者のリリーは死の影におびえるクロエを勇気づけた。アレックスはニータを送り出す。浜辺ではトムが凍った海の上を歩いていく。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.5大好きでした

2018年10月11日
iPhoneアプリから投稿

初めて一人で映画館に行った映画でした。雪の中で綺麗な時間が止まっているような、とてもうっとりする作品でした。アランリックマンは俳優としても好きだけど、もっと映画も作って欲しかったです。もっと観たかったな。

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