「電磁波生命体?」ヴァイラス odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
電磁波生命体?
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「ヴァイラス」とはウィルスのことでエイリアンが地球人を称して、まるでウィルスのような存在と言っていることからタイトルにしたのでしょう。
初監督とはいえジョン・ブルーノはキャメロンの映画でVFXを担当しアカデミー賞までとった、まさにSF向きの達人ですし、名だたる俳優、スタッフを揃えたことから期待は高まりますが観ての評価は微妙です。
怪物に船が乗っ取られる海洋冒険SFは「ザ・グリード(1998)」や「ディープライジング(1998)」でもお馴染みですから、海洋生物の代わりにエイリアンものに設定、昆虫形ではなく電磁波生命という訳の分からない怪物、それでは目に見えないのでロボットや改造ヒューマノイドに仕立てました。エイリアン襲撃とは関係ないハリケーンの恐怖まで織り込んで怖がらせようと頑張っていることは伝わりますが既視感満載、人間ドラマも描かれることなくただ、死んでゆくだけ・・。まあ、くだらないとは言えVFXの大家だけに映像はよくできていました。
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