「ファー・ラブ・パー」イルカの日 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ファー・ラブ・パー
『イルカの日』、『ジョーズ』、『オルカ』と、70年代は海洋生物映画が多く作られてきた映画界。この中に『テンタクルズ』を入れてもいいのかどうかはわかりませんが、人間に近い知能を持つ生物には愛着がわいたり、恐怖パニックに陥れたりと愛とスリルが交錯する。
この作品はどちらかというと、音楽に泣かされる動物愛もの。しかも裏では陰謀が渦巻き、大統領専用船を爆発するという事態にまでイルカが利用されるのだ。人間とイルカ。イルカは哺乳類であることは知られているが、かつては陸上で生活し、数百万年前に海に戻っていったとされる生物。その過去への哀愁を感じさせるほど、ラストは名シーンだし、本来なら共存関係であったはずのイルカ。でも、映画を観てもTVアニメ『海のトリトン』を思い出さずにはいられない。
そしてこの映画を観れば映画『ザ・コーブ』によってイルカ漁がバッシングを受けたことも理解できる。『フリー・ウィリー』や『イルカと少年』など多くのイルカ映画が作られたのも事実。やはりイルカはともだちだ!
コメントする