犬の生活のレビュー・感想・評価
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貧困生活
職安での締め出され方と犬同士のケンカ。同じような境遇のため、どうにも助け出したくなってしまう。偶然にもその犬がギャングが隠した財布を掘り出して、生活費にするかと思えば、そのまま酒場へ。
貧困生活の中にも笑いを織り交ぜたチャップリンならではの世界。ヒロインである新人歌手とのラブロマンスもあるが、これがその後のチャップリン映画の中核をなす元の形なのかもしれない。また、屋台のおっさんがチャップリンがどれだけつまみ食いしても暖かく見守ってるような気もしたが、彼もまた雇われの身なのであろう。
それにしても「悪銭身につかず」といった格言は、この映画では通用しない。本来なら、束の間の幸せといった形のほうがチャップリンらしいと思うのだが・・・
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