劇場公開日 2017年12月23日

アンダルシアの犬のレビュー・感想・評価

全17件を表示

3.0うお、なんだこれって言ってる間に終わる

2023年11月29日
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映画史勉強中のため鑑賞!
数々のイメージの走馬灯?夢を見ているみたいな感覚!
まぁ観ても損はないと思う!

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とも

4.5世界最強の17分間‼️

2023年10月14日
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楽しい

怖い

興奮

手のひらの傷から湧き出てくる蟻、2台のピアノの上に横たわるロバの死体、路上に転がった腕、月を横切る雲、皮でカミソリを研ぐ男、カミソリで真っ二つに切断される眼球の巨大なクローズアップなど、17分間で展開されるシュールでショッキングな映像の数々‼️狂犬病になったときの精神状態を映像にしたら、こんな風になるんでしょう‼️

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活動写真愛好家

3.0何だこりゃ。

2023年8月2日
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ラストカットは
めちゃくちゃ好きだった

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JYARI

5.0前衛映画界の〝コペルニクス的転回〟………………‼

2023年5月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

1920年代に製作された世界中の短編映画の中で最も優れた作品の一つです。制作陣にはサルバドール・ダリら美術家、監督にはシュルレアリスム映画の巨匠ルイス・ブニュエルが名を連ねている。この「神秘と猟奇の16分」が、不安と戦慄と恐怖と狂気を感じさせる芸術に生まれ変わった時、映画の〝コペルニクス的転回〟が起こった。

しかし、批評家がしばしば言及する「剃刀で眼球を切り裂く」シーン(実際は、牛の目らしい)は、暴力的なシュルレアリスム映画の微に入り、その薔薇の棘のように、ささると痛い描写は、(恐らく、世界映画史にほとんど恒久的に)刻みつけられる名シーンです‼

この種の残虐性と実験性は、後にケネス・アンガーが再現し、パゾリーニが引用している。この映画は、日本の00年代のグロテスク・アニメ、そしてC級映画マニア、グロテスク・ナンセンスと呼ばれるものに大きな影響を与えた。

その後のルイス・ブニュエルのほぼ失敗作の罪を酌むには十分すぎるほどの強烈な映像体験であり、ブニュエルの傑作の中でこれを超えるものはないでしょう。

おそらく、世界中のどの批評家も、皮肉屋な人を除いて、この作品を「歴代短編映画ベストテン」に入れることは間違いないです。

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茂輝

3.5ダダイスムの流れを汲むシュルレアリスムのアバンギャルドにいた自由人ブニュエル監督の黎明

2023年3月12日
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鑑賞方法:DVD/BD、VOD
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Gustav

4.5ナンセンスは爆発だ。

2023年3月6日
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マサシ

3.0ダリてるー

2022年6月14日
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鑑賞方法:VOD

難しい

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野川新栄

3.5悪夢的イメージの連続。映像化されたシュルレアリスム。

Kさん
2022年3月16日
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K

3.0スラッシャー映画/ゴアムーヴィーの祖としての『アンダルシアの犬』

2021年8月12日
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鑑賞方法:映画館

シネマヴェーラで16㎜フィルムでの視聴。
前に観たのは、たしか国立新美術館の「ダリ展」で、あのときはディズニーとダリが組んでつくったアニメ『ディスティーノ』なんかも流していた。
20年代アヴァンギャルド映画(本来アヴァンギャルド映画というのは、この時期のヨーロッパ前衛映画を指す固有名詞である)の頂点を成す作品であり、シュルレアリスム「映画」の最有名作でもある。その文脈において、本作にはこれまで幾多の批評語や精神分析的解釈が投下されてきた。

ただ今回は、「恐ろしい映画」というくくりでの特集上映。
おお、なるほど。
たしかに、『アンダルシアの犬』には、間違いなく「怖さ」を志向した要素が横溢している。

切り裂かれる女の眼球。
道に落ちているちぎれた手首。
唐突に車に跳ね飛ばされる女。
手の穴から這い出てくる蟻、蟻、蟻。
グランドピアノ上の目のないロバの死骸。
海岸に半身を埋められた男女のデコラティヴな死体……。

あれ? やってること、ルチオ・フルチとかとあんまり変わんないんじゃないの??(笑)

『アンダルシアの犬』には、フェルメールやダブルイメージの活用、性的隠喩や同性愛的要素のほのめかし、ミレー〈晩鐘〉を意識したラストカットなど、いわゆる「ダリらしい」アイテムや呪物が満載である。とはいえ、ダリが絵画作品において、ここまで即物的な死体玩弄や人体破壊をやったという印象が、あまりないのもたしかだ。

なぜ「映画」でだけ、こんなにホラー要素が強いのか?
その淵源をブニュエルに求めるのもひとつの考え方だろうが、「映像というメディアには、生々しいグロテスクとショッカー演出の親和性がきわめて高い」とダリ本人が考えていた可能性だって十分ある。
そう考えると、『アンダルシアの犬』は、やがて60年代のハーシェル・ゴードン・ルイスを経て70年代に花開くことになる、スラッシャームーヴィー、ゴアムーヴィーの嚆矢といってよい存在なのかもしれない。

今回改めて観て、なんとなく記憶していた以上に一応筋らしきものもあるようで、単なるイメージの集積というよりは、それなりに「夢」のリアルに近いものを志向して作ってあるんだな、と思った。
あと、いきなり男装の麗人(?)が轢かれるシーンや男女の性的なドタバタ、ピアノの上のロバ(ああこれ、まさに「ミシン台の上のこうもり傘」なんだな)、それを遮二無二牽く男と、なぜか一緒に釣れてくる修道士など、明快なコミック要素も結構あったんだな、と。
修道士のうちの一人はダリ本人らしいが、ついモンティ・パイソンの「まさかの時のスペイン宗教裁判!」を思い出して笑ってしまった。

フィルムの状態が悪く、冒頭の月とか、ラストの海岸の死体もボケボケで、もともと中身を知らないとよくわからないようなところもあったが(ネット上には段違いでクリアな画質のものが、何種類も落ちている)、付随して流れている音楽の出来がよくて、感心した。
なんかシュトックハウゼンの現代曲みたいな音楽なのだが、正直、巷間に流布している「トリスタンとイゾルデ」とタンゴの取り合わせ(超絶チープ)や、電子音楽風のやつ(B級SFみたい)、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」の「パバドゥ」(いい話くさい)なんかより、よほど気がきいていて、映画の殺伐としながら詩的な空気にもよくあっているうえに、ショックシーンのあとに「ガーン」と鳴ったりして、「あれ、曲ピタじゃん」と驚かされた。これ、なんの曲当ててあるんだろう? このフィルム向けのオリジナル? 詳しい方がいたらぜひ教えてください。

総じて懐かしく観たが、同じ時期の前衛なら、ルネ・クレールの『幕間』みたいにファンキーで動的なアクションのある映画のほうがうやはり愉しいし、時代のくだったケネス・アンガーやパトリック・ボカノウスキーのほうが個人的にはしっくりくるかも。『アンダルシアの犬』は、素材の扱いがすこし荒っぽい感じがするんだよね。

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じゃい

3.5シュールレアリスムの名作とのこと。 難解すぎて。。。ただ、ピアノの...

2018年1月1日
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シュールレアリスムの名作とのこと。
難解すぎて。。。ただ、ピアノのところは笑った。

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ハラオ

2.5シュールレアリズム

2017年12月30日
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専門学校時代、授業で観ました。
筋書き的な物は無く、長い悪夢を見させられている様な映画です。
授業で観た映画では、この作品と「田園に死す」「ゆきゆきて神軍」が印象に残ってます。

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ミハエル

4.5ブニュエル特集2本立て

2017年4月3日
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鑑賞方法:映画館

シネマテークのブニュエル 特集で、「アンダルシアの犬」と「砂漠のシモン」の短編中編2本立で観てきました。
前者はダリとの共作で、美大生時代に観て時計仕掛けと共にLDで持ってた名作を年を重ね再びスクリーンで観てもあの衝撃は変わらない。
後者も含め、ブニュエル自体は初めてで、前知識なしで観て大正解。
今まで知らなかったのが恥ずかしくなったくらい、例えようのない名作だった。
TVやDVDだと真ん中くらいまで観てやめちゃうかもしれないけど、やっぱり引きずり込まれる何かがあって食い入るように観たりしながら、最後にあの展開へ持っていくのにやられた。
一瞬頭が混乱するも、あぁそういうことが言いたかったのかと納得しつつ、ばっさりFinの文字で強制終了。
またもやられた感、一気にブニュエルファンになりました。
振り返れば、最後のシーンのためにあったあの長いシーンはとても重要で、人間とはいつどの時代であろうと根っこの部分はまったく変わらず、その人生は修行のようなもの。
そこがまた、ブニュエルのすごいところ。
あの時代に空飛ぶ物体が出てきて唖然としたけど、あの時点でシモンは死んだんじゃないかな。
それで次のシーンでタイムトリップのように生まれ変わった時代でも同じことをしないといけない。
洒落にならない現実。
腑に落ちた。
ブニュエル作品はまだあと2本やってるので観たくなった。
見終わった廊下の上映情報の3月に、「廻り神楽」を発見。
「四万十」、「被ばく牛と生きる」と、気になるドキュメンタリーが目白押し。

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fuhgetsu

4.5古びない芸術

2016年11月12日
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鑑賞方法:試写会

興奮

機会を得て、国立新美術館のダリ展で鑑賞しました。
奇妙で奇抜な世界に引き込まれました。古びていないことに感動、面白かったです。

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グッドラック

3.0目を見開いてよく見よ

2016年11月8日
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美術館上映で。
何とも評価出来ません。R15+?

「眼球と剃刀」と「満月と雲」を重ねた画が良かったです。衝撃的で引き込まれます。顔を背ける観客も多かったですが…。

淀川氏の批評によると、「目の感覚の怖さ」だそうです。
目で見たものを己れがどう捉えるか。サイレントなので映像の力が更に増します。意味があるのなら、全て受け取る側に委ねられている感じがします。

犬は出てこないです。

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everglaze

4.5次の描写が予想できない。

2015年4月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

ダリが参加した作品だと聞き、見てみたのだが、とにかくグロテスク。
ヨーロッパの20世紀前半の作品で無音映画である。
エログロ描写がとにかく多い。
さらに話がつながらず、つながりが全くない
のようで全て繋がっている。
まさに画家ならではの面白い作品である。

鑑賞後に手を見たがどうやら蟻はでてきてないようだ。

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鳳凰院凶真

5.0『映像』の極み

2013年1月18日
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鑑賞方法:TV地上波、VOD

怖い

知的

難しい

冒頭のシーンは強烈で、その後がどんな内容だったかずっと思い出せなかった。
このような(様々な)作品を下敷きに、~現代の表現者達は格闘してきているのですから、尚も傑作と呼ばれるものが生まれ続けているのは本当に凄い事です。
すみません、こんなレビューで。

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Nabes