5つの銅貨のレビュー・感想・評価
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最近見た昔の名作の一つ
1959年の作品で、主題歌は子供の頃から知っていたが、最近見た作品。
前半はドタバタコメディタッチの展開で、やや引いてしまったが、ルイ・アームストロングの歌やトランペット、レッドのデキシーランドミュージック等の音楽を楽しめ、それだけでも良いかなと思っていたら、中盤の娘が小児マヒになってから雰囲気がガラリと変わり、一気に引き込まれてしまった。
「ジャージー・ボーイズ」もそうだったが、広いアメリカの巡業は大切なものを犠牲にしてしまうこともあるんですね。
ラストは感動でちょっと泣けてしまった。
それにしても主題歌は名曲だ。
心の栄養剤
ベニーグッドマンやグレンミラー物語などJAZZの巨匠たちの伝記映画に比べるとレッド・ニコルスは日本ではあまり知られていなかった。
コルネットとトランペットの違いもよく知らなかった。何故映画館に行ったのかも覚えていないのに、本作が生涯ベスト1の映画になってしまった。やはり映画は感受性の豊かな若い時ほど心の栄養になる。
長じて、会社の若い者からお勧め映画を聞かれて2,3本貸したのだが
彼が結婚を決めたのは彼女と二人で「5つの銅貨」を観たからと後に聞かされて驚いた。
タクシーの中で歌われると・・・
サッチモとの競演が最高だ!ダニー・ケイも芸達者だ。タクシーの中でのスキャットを聞いただけでしびれてしまった。これだけ出来たら実際にもコルネットを吹けるのではないかと思ってしまうほどでした。
中盤ではまるでドリフの音楽ギャグみたいで嫌だったのですが、これってマジなんですかね?娘が出来てからは、サッチモと娘とダニー・ケイ3人で歌うシーンが最高。これはほんとうにドキドキしました。「アラ・カザム・カザム・・・」
実話は強し。音楽も当然の事ながら素晴らしい。まさに涙あり、笑いあり...
実話は強し。音楽も当然の事ながら素晴らしい。まさに涙あり、笑いあり、感動ありの映画。ルイ・アームストロングとの競演は圧巻、自分がその場にいるような気持ちでノッてしまった。
音楽がメインの映画は大外れが少ない気がする
実話をもとにした中年演奏家の復活(一代)記。
ものすごく面白い話!と言う訳じゃないです。でも、ほどほどにほっこりできて、たまにくすっと笑えて、何より音楽がいい。だってルイ・アームストロング本人が出てて、主人公の演奏も実際のレッド・ニコルズが吹き替えてるんだから。
そういう訳で、超高得点ではないけれど中々良かった映画。
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