一攫千金を夢みる男

劇場公開日:

解説

「恐怖の土曜日」のバディ・アドラーが製作に当たり、香港にロケーションして撮影された活劇映画である。「紅の翼(1954)」のアーネスト・K・ガンの小説から彼自身が脚色、「情事の終り」のエドワード・ドミトリクが監督した。撮影は「野性の女(1955)」のレオ・トーヴァー、音楽は「恐怖の土曜日」のヒューゴー・フリードホーファーである。「叛逆者」のクラーク・ゲーブル、「野性の女(1955)」のスーザン・ヘイワード以下、「マンボ」のマイケル・レニー、「宇宙戦争」のジーン・バリー、「百万長者と結婚する方法」のアレクサンダー・ダーシー、「ルビイ」のトム・タリー、往年のスター、アンナ・ステンなどが出演。1955年作品。

1955年製作/アメリカ
原題または英題:Soldier of Fortune
配給:20世紀フォックス極東会社
劇場公開日:1955年8月12日

ストーリー

ジェーン・ホイト(スーザン・ヘイワード)という女が香港へ行方不明になった夫ルイズを探しに来た。夫ルイズはカメラマンで竹のカーテン内に潜入したまま消息を絶っていた。水上警察のメリイウェザー警部(マイケル・レニー)を尋ねたジェーンは、かねてルイズの行方を探していた警部から捜査に全力を尽すと言われた。しかし勝気なジェーンは単身香港ゴロのルネ・シュヴァリエに近づき、夫ルイズがフェルナンド・ロシャというスペイン人とマキシシ・チャンという中国女と交際していたことを知った。ジェーンはチャンを尋ね、彼女の紹介でハンク・リイ(クラーク・ゲーブル)の援助を求めた。ハンクは大戦中アメリカ海軍を脱走し、香港を根城に中共相手の武器密売でボロもうけをしていた。彼はジェーンの依頼をひきうけたが、ジェーンの容姿に心ひかれ不躾なことを言ったので彼女は怒って去った。ジェーンはフェルナンド・ロシャがいるマカオへ行ったが、彼にだまされ檻禁された。だが、彼女の後を追って来たハンクに救われた。ジェーンは彼の好意に感謝し、あらためて彼の協力を求めた。彼はジェーンと共に夫が広東の収容所に檻禁されていることを知り大型ジャンクに乗って広東へ向かった。途中メリイウェザー警部に密売を見破られたが、彼はジェーンの夫を救い出しに行くことを知り、協力することになった。広東の収容所から首尾よくジェーンの夫を救い出し、ジャンクで帰る途中、中共側パトロール艦に追跡されたが、漁師の群にまぎれ、無事香港へ帰った。ジェーンは夫ルイズと香港を去るつもりだったが、ルイズは再び冒険の旅に出ると云い、ジェーンは夫と別れて、ハンクの許へもどった。ハンクは初めて女への愛情を知り密売を止め脱走兵として裁きを受ける決心をした。

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