劇場公開日 2025年1月24日

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E.T.のレビュー・感想・評価

全126件中、21~40件目を表示

5.0スピルバーグ監督&ジョン・ウィリアムズ音楽、最高傑作!

2025年1月24日
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鑑賞方法:映画館

スティーヴン・スピルバーグ IMAX映画祭にて。
IMAX『ジョーズ』もそうだったが、画質が荒い。
家で4K ULTRA HDで観た時はあまりの美しさにスピルバーグのソフト化のこだわりを感じたが、
今回のIMAX上映には初回上映時を懐かしんで画質はそのままなのか。

しかし、何回観ても、このファンタジー、素直に感動する。
シンプル過ぎる内容だが、それでいいのだ。
スピルバーグの映画愛にひしひしと刺激を受ける。
ジョン・ウィリアムズのスコア、最高傑作。

時は流れ2025年、アメリカはいよいよ宇宙人とのコンタクト状況を公開する、と噂されているが、どうだろう。
こんなファンタジーを観て感動していた昔が、
つい昨日のようなのに。

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なかじwithみゆ

3.5IMAXで迫力満点

2025年1月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

IMAXの再上映を鑑賞。古臭い印象はそこまでなく、IMAXを生かした臨場感や細かなこだわりを楽しめた。ストーリーはシンプルだが、潔く綺麗に終わってよかった。

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夕べレン夕

4.0ジョン・ウィリアムズのワクワク感

2025年1月24日
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鑑賞方法:映画館

「ET」「スターウォーズ」「スーパーマン」「レイダース」「ジュラシック・パーク」とか、ジョン・ウィリアムズの書くスコアを聞くだけで映画のワクワク感が3倍増しぐらいになる。本作のクライマックスの高揚感も彼のテーマ曲によるところが大きいと思う。

本作は子供の頃に一回見ただけなので、今回、IMAXの再上映で見直してみて、かなり忘れているところが多かった。そのせいもあって最後の自転車が飛ぶシーンでけっこうウルウルきた。

本作のテーマが「未知との遭遇」に近いことに気付いた。どちらも宇宙船に乗っていくことが示されている。本作が公開された当時に比べて、UFO関連の情報は格段に増えた。実際にUFOに乗っている人もかなりいるようだ。自分もいつか乗ってみたいと思った。

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CR7

4.5大好きな映画です。

2025年1月24日
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鑑賞方法:映画館

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幸せ

スティーブン・スピルバーグIMAX映画祭の『E.T.』を広島バルト11に観に行ってきました。

--地球に取り残された異星人と子どもたちの交流を描いた、スティーブン・スピルバーグ監督による不朽の名作SFヒューマンドラマ--

公開当時に観に行きましたし、DVDも購入しました。そのうえ、TV放映でも何度も観ています。
また、今回のIMAX上映は1982年劇場公開版なので画質はそれほど良くありません。(星半分減点)
それでも、同じシーンでクスッとなり、クライマックスでは泣きそうになります。大好きな映画のひとつです。

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JUUUN

4.5当時はファンタジー作品として、エリオットのE.Tを思う姿にキュンキ...

2025年1月24日
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鑑賞方法:映画館

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当時はファンタジー作品として、エリオットのE.Tを思う姿にキュンキュン涙しましたが、今回はそれにプラスして、偏見や先入観、権力による一方的な支配など、もしかしたらスピルバーグ監督は、彼自身の生い立ちなどから、そういったメッセージも込めて作ったのではないかと考えながら観ました。エリオットがE.Tと心を通わしながら成長し、「E.Tが一番幸せになれる方法」を選択肢するのにも感動。ラストの「ここにいるよ」はやっぱり号泣。ベタな言い方ですが、本当に名作だと思います。

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もんきち

5.0不朽の名作

2025年1月19日
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鑑賞方法:VOD

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楽しい

興奮

洋楽ヲタのくせにETを見た事がなかったので鑑賞。ジョン・ウィリアムズの音楽の迫力と内容がとてもマッチしていてよかった!自転車で空を飛ぶシーンは鳥肌モノ!

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いちご

5.0これぞ名作!スクリーンで観て更に輝きが増す!

2024年10月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館

楽しい

興奮

幸せ

IMAX特別上映だったので観る事ができた。改めて説明不要。これぞスクリーンで観る映画だと教えてくれた。サブスクやCSで観た時と感動が違う。
スピルバーグ監督さすがだと改めて再認識。
映画音楽はパーフェクト。文句なしの名作でした。
ラストシーンは最高のシーンだったことは言うまでもない。
ETを映画館で観る事ができて感謝。

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ナベウーロンティー

4.0映画史に残る傑作。

2024年9月22日
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瀬戸口仁

3.5ちょっと!指のシーンが!

2024年9月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

笑える

単純

ないじゃないですか!(笑)
見損ねたと思って再々生したじゃありませんか!!!😂
あのポスターの有名なシーンは存在しないんですね…がっくし

スピルバーグと言えばこれ、くらい有名作なのに、テレビの放送でジョーズやグーニーズ(監督作じゃないけど)は観ていたのになぜかE.T.は未鑑賞

結論から言えば、子供の頃に観ていたら良かったんだろうな
もろ子供の目線、こんなことがあったらいいのになーと夢描くようなお話でした

ママが帰宅時にうまいことすり抜けるシーンは愉快でした
作った通信機器はやっぱり音なんですね!未知との遭遇のあの音メロディが脳内に蘇りました

政府?の大人たちが突然宇宙服で乗り込んで(ここら辺も男子の描くストーリーぽい)家をICU仕立てにされて宇宙人を治療してたり、息子が治療されてるのに大人しく事情聴取受けている家族だったり、でもエリオットの台詞のタイミングでしれっと撤収するんだね、とか、E.T.を運び出すときにお兄ちゃんの友達が突然混ざってチャリチャリ言わしてきたのが没入感を邪魔されました
なのになのに不覚にもお別れのシーンは泣かされました
不覚!

ドリュー・バリモアはいつ出てくるんだい?と思えば、このこまっしゃくれた女の子がと気付くのにはE.T.を匿って兄弟で秘密を共有した後でした…こんなに小っちゃくて上手すぎ!天才!

勝手にスピルバーグ祭りは続くのでした

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映画鑑賞初級

5.0小品で心温まる佳作

2024年8月18日
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鑑賞方法:映画館、VOD

泣ける

興奮

萌える

感想

1982年の初鑑賞以来、機会がある事に十回以上は
鑑賞している作品である。

久しぶりにあらためて鑑賞する。
物語の導入は不可思議なサスペンス仕立てになっており、謎の宇宙人の正体が判るまでの話の創り込みは監督のセンスが光り脚本と共に秀逸な出来栄えである。

監督のセンスとは何か。
本作は全編を通して子供の視点を中心に描かれている。「フェイブルマンズ」「未知との遭遇」を観た方はお分かりになると思うが、本作を含め毎作品ごとに家庭環境的には必ずしも上手く行っていない家族の姿が描かれている。現実の監督の子供時代は両親が離婚するなど複雑で子供には理解しにくい家庭環境があり、本人は多感で繊細な性格。さらに人種差別的な境遇も少なからずあり、身近には常に映像制作機材が整っている状況で、且つ人間性に基づく客観的視点から当時の人間関係全体の中での自分の立ち位置を理解分析した上でそこからイメージする、所謂完結したストーリーをひとつずつ創作して少年期より映画を自主制作する中でエピソードとして反映させてきた経緯がある。
大人には理解出来ない子供の視点や意思を物語に反映することは得意中の得意なのである。だから子役との意思疎通もスムーズになる。この映画に出演しているヘンリー・トーマスやドリュー・バリモアは主要キャストでのほぼ映画初出演にも関わらず実に子供らしく、生き生きとした自然な演技をしているのが映像を観てもよく判る。

映画は子供達が異星人との意思疎通を超えたその先にある友情関係にまでに発展し、最後はかけがえのない信頼を築き上げ、双方がまた元の世界に戻る事で終焉を迎える。崇高な知性と心理を持ち合わせる異星人と純粋無垢な人間の子供だから成せる話なのだ。エイリアンやプレデターのような暴力的で狡猾な異星人ではこうは行かない。

閑静な新興住宅地で起きた事件とも呼べる事態の中での驚きの体験と異世界の知性との間に芽生える友情と絆。友の死の悲しみと迫り来る理解出来ない大人の恐怖。生きているという事の素晴らしさ、異星人、人類それぞれが持つ生命への尊厳と敬意が人間性を以って描かれ、そこに大人の事情は介在する事が出来ない、子供達自身の冒険と約束を果たす事に全力を尽くす事で獲得する人間的成長をファンタジーとして描いている佳作である。

音楽はジョン・ウィリアムズ。
テーマ曲を含め楽曲が素晴らしい。エンドタイトルはいつも聴くとストラビンスキーの火の鳥が想起されインスパイアされていると感じる。

1982年8月
カリフォルニア州ストックトン 初鑑賞
1982年12月 丸の内ピカデリー 国内初鑑賞

⭐️5

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Moi

4.0スピルバーグってやっぱりすごい…

2024年8月15日
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単純

萌える

42 年前の作品に100件近いレビューでしかも星4.3って、やっぱり不朽の名作ですよね…。今はもっとすごい作品がたくさん公開されてるけど、当時は最先端の技術で観客たちを惹きつけたのが伝わりました。

9時近くにやっと暗くなる、爽やかな夏のバンクーバーを楽しむ毎年2ヶ月間だけの風物詩でもある、「サンセット・ムービー」に参加しました。今年はバービー、ウォンカなどがバンクーバーのあちこちで無料で上映されます。来週水曜日なんてフォールガイまで無料で観られちゃいますw。トップガンシリーズやバックトゥザフューチャーなどは、毎年人気。家族で安心して見られるポップコーンムービーが基本的なラインナップですが、今夜楽しんだのはこの作品でした。

子供の頃はETがちょっと怖かったから確か避けたんだよなぁ、今でもちょっと怖いし、家に突然現れたら、私だって叫ぶよう…と、複雑な思いで観てました。

ガチャピンやムック、仮面ライダーやウルトラマンなら中に人が入ってるよなぁとわかりますが、この作品はどうやって撮ったんだろと思ったら、なんと、基本は身長2'10"(約86センチ)のスタントマン、台所のシーンは生まれつき足のない12才の男の子が手を使って歩いてたそうで、プロデューサー天才?と思いました。ラビリンスみたいな完全な操り人形劇だと思ってたから、意外でしたね。

推定予算が約1,000万ドルちょっと、世界総興行収入は何と8億ドル!世界的にどれほどヒットしたか…。子役たちの人生もアップダウンが激しくなるのも当然でしょう。

特にドリューバリモアは撮影当時は5才くらい?可愛くて、セリフも演技も上手い天才子役、大人たちにさぞかし振り回されてきた人生だったことでしょう。今はすっかりプロデューサーやディレクターの立場までこなすほど立派に立ち直ってくれて、本当に安心しました。

正直、ストーリーにはそれほどハマれませんでした。大の大人が雁首揃えてETに心臓マッサージをしたり、電気ショックを当てたり…、「実際、そんなことあるわけないじゃん」が積み重なったような作品とでも言いますか…。

やっぱり子供の頃にエリオットと同じ気持ちになりながら観るのが正解なような気がします。学校のシーンはあんまりいらなかったような。もっとETとの温かいエピソードがいくつか観たかった点が、私には残念でした。

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ゆ~きち

5.0ET Phone Home

2024年8月6日
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今さら感想は野暮なので省略

42年前に劇場で観て以来、二回目の方が感動しました。
公開時に10歳だった子供が50歳過ぎているので、今の若い人はどう観るんでしょうね?
やっぱりハリーポッターの方がいいのかな?

でもこの当時はStar WarsにDr.JonesにRockyにBack to the Futureがゾロリ勢揃いでしたからね。

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越後屋

4.5ボロ泣き

2024年7月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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興奮

久しぶりに通しで観たら
E.T.もエリオットもそのきょうだいもみんな優しくて愛おしく
ジョン・ウィリアムズの曲もが素晴らしく合っていてボロ泣きだった。
異質な存在やこどもへのスピルバーグの温かいまなざしが感じられる永遠の名作。

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流離いのオオハシ

5.0I’ll be right here は、5回出てきます!

2024年6月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、試写会、映画館、TV地上波

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Mr.C.B.2

5.0E.T.はいつも私のココにイル(私の実体験と重ねて)

2024年4月4日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館、TV地上波

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幸せ

はじめに

私の名前は、江川 知弘 (えがわ ともひろ) と言います。
ローマ字で書くと「Egawa Tomohiro」
なのでイニシャルは「ET」だ。

そんな私がまだ子供の頃、学校ではノートや体操着にイニシャルを記すのが流行っていた。
私は名前のイニシャルが「ET」であったため、クラスメイトから“E.T.”と呼ばれ、馬鹿にされた。

正直、私はE.T.が嫌いだった。
その当時、私はまだ『E.T.』を一度も見たことはなかったが、なんとなくあの手足の長いしわしわの姿の宇宙人というイメージが強く、怖かったのだ。

あれから時が経ち、大人になって、私は仕事やプライベートのことで悩んでいた時、現実逃避しようとたまたま入った映画館でやっていたのが『E.T.』のリバイバル上映だった。

今までずっと恐れていたあのE.T.とそこで出会い、初めてちゃんと向き合ったのだ。

ところが、予期せぬことに見てる途中からもう涙ボロッボロッになって泣いてしまい、最後のあるシーンで私は本当に胸を打たれた。

それはE.T.とエリオットの別れのシーンだ。
元々、エリオットはいつもひとりぼっちで、シングルマザーの母親からかまってもらえず、兄の友達グループからも仲間に入れてもらえない寂しい少年。そんなエリオットに対し、E.T.は最後の別れ際にこう言う。

「一緒に(宇宙に)行こう!」

E.T.はエリオットのことが心配だったのだ。
このままお別れをして地球にいさせても、エリオットにはまた寂しく辛い日々が待っている。
でも、一緒に宇宙に行けば、もうそんな思いをさせることはないと思ったからだ。

だが、エリオットはきっぱりとこう答える。

「いや、(地球に)残るよ」

それまでひとりぼっちで、メソメソしてばっかりだったエリオットのその時の表情は、逞しくなっていた。
エリオットは宇宙へ逃避せず、地球に残って辛い現実に立ち向かう決意をしたのだ。

なぜなら、エリオットはE.T.と出会い、別れ、戦い、冒険することで“勇気”をもらったからだ。

私もあの日、E.T.から現実に立ち向かう“勇気”をもらった。おかげで、今では私はE.T.のことが大好きだし、辛い現実があっても頑張れているし、このあだ名にも誇りを持っている。

『E.T.』は私の心友であり、私自身を成長させ、変えてくれた心の支えでもある人生のオールマイベストだ。

私はE.T.は実在すると思う。

なぜなら、E.T.はいつも私のココ(心の中)にイルから...

(I’ll… be… right… here.)

  著:江川 知弘(Egawa Tomohiro)

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江川知弘

4.5【地球外生命体E.Tと少年の交流を描く80年代SFヒューマンファンタジー映画の逸品。今作は、不惑の年代以上のモノには忘れられないシーンが満載である作品でもあるのである。】

2024年2月15日
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鑑賞方法:TV地上波、VOD

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知的

幸せ

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NOBU

4.0楽しい

2024年1月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

ホラー映画のように始まるところが良い。
その正体は怖くないので安心する。
そして子供達と過ごす日々がとても楽しいのだ。秘密を共有すると親密度が高まるし、ばれないようにするスリルもあって、ますます楽しい。

E.T.も人間の子供達も愛らしい描写で素敵な作品。

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どん・Giovanni

4.0見た

2024年1月1日
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プライア

4.5イマジナリーフレンドと過ごした季節。

2023年8月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

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楽しい

萌える

子どもの自死やいじめ、不登校等に関心を持っている人には、ぜひ観て欲しい。

有名な映画なのにやっと初鑑賞。
 地球に取り残された宇宙人を子どもたちが大人の手から守り、故郷へ帰すアドベンチャーと勘違いをしていたから、初見では肩透かし。
 特に、『ジュラシック・パーク』を鑑賞した後だったので、アドベンチャー度が足りないと。

でも、エリオットとE.T.、マイケル・ガーティを中心とした、”交流”の物語だったのね。
情感豊かなしっとりとした話になっている。

相変わらず、映像作りがうまい。
 導入はすぐに実体を見せないじらしを多用。人を逆光で撮したり、部分的に撮したり、重要アイテムのように焦点を当てて何度も撮したり、これから何が起こるのかと煽る。
 E.T.が姿を見せてからは、ひっくり返したおもちゃ箱。USAの子どもって、あんなにおもちゃを持っているの?家にビリヤード台にブランコまであるよ。
 ぬいぐるみに囲まれたE.T.。いろいろと飾り付けられたE.T.。これが不思議とかわいい。
 数々のコントシーンで笑いを誘う。
 そして、物語の”転”では不気味な大人たちを投入。これでもかという不気味かつ、大仰な(笑)のある登場のさせ方。『ブルース・ブラザース』を思い出してしまった(笑)。(監督出演されてた)
 その後の展開は突っ込みどころ満載だが、心地よい。音楽が伸びやかで、どこまでも羽ばたいていけそう。
 ラストは気持ちよく涙を流して、余韻に浸りながらエンド。

そして、DVDについていた監督のインタビュー等の解説を見た後、再鑑賞。

監督曰く、『未知との遭遇』の続編なのだそうだ。
 だが、未知なるものへの高揚感で突っ走った『未知との遭遇』に比べ、華やかさ等は薄れ、もっと、地に足着いた、しっとりとした物語となっている。”Home”がキーワードだからだろうか。主人公の最後の選択も違う。また違った余韻が残る。

監督曰く、監督の少年時代の、目に見えぬ友達・イマジナリーフレンドの話なのだそうだ。
イマジナリーフレンドが宇宙人なんて、『未知との遭遇』の監督らしい!!ツボってしまった(笑)。
 監督のご両親も離婚されて、母・妹三人と暮らしたあの頃の、寂しかった思い…。エリオットに投影。
 そうすると、監督が少年時代にしたかったこと満載?ビール、蛙、キス、宇宙との交信、空中遊泳…。
 鑑賞前は、主人公がギャングエイジ世代だから、学校の友達とE.T.を守るのかと思っていた。学校に通うのに、スクールバスが必要なほど、広範囲に家が点在するから、学校の友とではなく、兄弟の冒険なのか?”Home”がキーワードだからか。兄には監督の願望が投影されているのか?
 キーズは理想の父像?
 E.T.のデザインの例としてデザイナーに監督が渡したのは、年老いた男性たちの写真だそうだ(特に目のあたり)。かわいいだけでなく、どこか懐かしく身近な存在にE.T.が見えるのはそのせい?久しぶりに、田舎のおじいさんに出会ったような安心感…。

これは私の妄想で、監督の意図ではないと思うが、
 母や大人の描き方も唸ってしまう。
 母の周りをE.T.が動きながらも、ガーティが母にE.T.を紹介しようと話しかけているのにも関わらず、まったく気が付かない母。初見では単なるギャグのシーンと思っていたが、家庭内でよくある親子関係を現しているなあと唸ってしまった。子どもを愛し、子どものために日々の作業に追われる母。子どものためにやっているのに、肝心な子どもの話を聞かずに突っ走る母。こんな関係ばかりだと、やがて子どもは何もしゃべらなくなる。意思の疎通が図れなくなる。
 後半出てくる大人たちも同じ。エリオットとE.T.を助けるために必死なのだが、誰も、エリオットとE.T.の言葉に耳を傾けない…。自分たちの”良かれ”と思うことを押し付ける…。
 だから、最終的に、E.T.を助けるのは…。

監督曰く、『ジョーズ』等のような映画ではなく、”人の内面”を描く映画に挑戦したとのこと。
 冒険活劇的な部分も大きいため、どっちつかずになったきらいはあるが、だからこそ、子ども心に楽しめ、出会いと別れというほろ苦さが残る映画になった。

DVDには、他にもE.T.の声についてとか、ヨーダについてとか、子役は撮影現場で勉強させられるとか、監督の演技指導のさわりとか、いろいろ知ることができておもしろかった。

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とみいじょん

3.5ラストシーン

2023年8月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

ETの姿が何故人気なのかわかりませんでしたが、可愛いのですね、心が。自転車で逃げている時、宙に浮くシーン、子供なら大興奮ですね。
あの自転車が日本大阪製というのも誇らしいですね。

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りか