「I'll be right here(イツモココニイルヨ)」E.T. 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
I'll be right here(イツモココニイルヨ)
1982年公開作品
およそ20年ぶり3度目の鑑賞
初回はVHSレンタル(地元TSUTAYAの前身サンホームビデオ※自宅から1番近かったが数年前に閉店)で2度目はTSUTAYAレンタルDVD
2025年映画館鑑賞91作品目
9月28日(日)イオンシネマ新利府
午前10時の映画祭特別料金1100円
監督は『激突!』『ジョーズ』『ジュラシック・パーク』『マイノリティ・リポート』『ターミナル(2004)』のスティーブン・スピルバーグ
脚本は『リトル・ヒーロー』『マジック・ボーイ』『BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』のメリッサ・マシスン
ETとは「Extra-Terrestrial」の略
地球外生命体
資料によると
当時の歴代全米ならびに世界興業収入記録1977年の『スターウォーズ』を抜いて1位(1993年に『ジュラシック・パーク』が更新)
日本では1975年の『ジョーズ』を抜いて1位(1997年『もののけ姫』が更新)
アカデミー賞では作曲賞と視覚効果賞と音響賞と音響編集賞の4部門受賞
宇宙船に乗り遅れた宇宙人の1人と地元住宅街の少年たちの宇宙船が迎えに来るまでの交流を描いた作品
ETは胸が真っ赤に光る
ETは念力が使える
自転車少年が飛ぶ場面はいずれも名シーン
ETのテーマなのか音楽がとても素晴らしい
交流を深めることによってETとエリオットの感覚が一体化する
自宅のETがビールを飲むと学校のエリオットは酔っ払い
解剖の授業に反対しカエルを一斉に脱走させるエリオット
TV映画のキスシーンを見たETに影響を受けて学校で好きな女子(のちのヌードモデル)にキスをするエリオット
ETはどう見ても全裸だが知能は高くエリオットの自宅のものをかき集めて宇宙船と交信する機械を作ってしまう
英語だってすぐに覚えてしまう
ハーバード大学の人たちだって集団ストリーキングするわけだから全裸と知性は全く関係ない
地球からの宇宙へのメッセージだって男女とも全裸だし
ハロウィンでみんながコスプレをするシーンも良い
住宅街でヨーダのコスプレをする街の住人の子供?にETが親近感を懐くやり取りも良い
女装するETも良かったな
ほしい
自宅にミニチュアを置いて眺めたい
ハロウィンの夜に宇宙船との交信後に川沿いで真っ白になって発見されるショッキングな姿のET
そして政府機関に捕獲され医療行為を受けるも死んでしまうも死んでいない
宇宙船がETを迎えにまた山に戻ってきた
少年たちと別れを告げるET
地球を去った宇宙船は虹を作る
ぶっちゃけ冒頭のETの動きは今の技術からするとちゃっちいがそこは1982年だから大目に見てほしいものだ
リメイクしてこれ以上のものが現代のハリウッドで作れるかというと甚だ疑問
なんといってもエリオットをはじめ子役たちの高い演技力に尽きる
特に白いETの一連のシーンが抜群に良い
それが大きな感動を呼ぶ
この頃のドリュー・バリモアは可愛い
ETを初めて見て驚くシーンが特に可愛い
それが大人になったら憎たらしいしゃくれになるのだから悲しい
別にロリコンじゃないけど違いすぎないか
近藤春菜の子供の頃なんてそのまんまなのに
まあいいけど
少年たちが乗っていた競技用自転車BMXは大阪の会社がつくった代物
ママチャリのようなカゴはETを入れるため映画用に追加された
直接関係ないがやはり誇りに思う
若干の違和感を覚えたがそれもそのはず
これはオリジナル版の4Kではなく大幅に修正された20周年特別版の4Kじゃないか
テロリストがヒッピーになっているし
スピルバーグが最悪と嘆き後悔した方
オリジナルと特別版が混ざっているのかな
詳しいことは知らない
配役
ETと初めて交流した地球人の10歳の少年で兄からはパシリ扱いにされ兄の友人からは小馬鹿にされているエリオットにヘンリー・トーマス
マイケルとエリオットとガーティーの母親で夫は愛人を作りメキシコに住み別居中のメアリーにディー・ウォレス
エリオットの兄で弟を小馬鹿にしていたがETとの出会いで協力的になるマイケルにロバート・マクノートン
エリオットの幼い妹でちょっと生意気な性格のガーティにドリュー・バリモア
マイケルの友人のグレッグにK・C・マーテル
マイケルの友人のスティーブにショーン・フライ
マイケルの友人のタイラーにトム・ハウエル
E.T.の声にパット・ウェルシュ
宇宙人担当の政府関係者の「鍵の男」にピーター・コヨーテ
エリオットとキスをするクラスメイトのプリティ・ガールにエリカ・エレニアック
カエル解剖実験の準備を児童たちにやらせていた理科の先生にリチャード・スウィングラー