劇場公開日 2000年5月13日

「ツッコミどころは置いといて。何度も泣いた」アンドリューNDR114 Marikoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ツッコミどころは置いといて。何度も泣いた

2025年7月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

【アンドリュー】1999年 米
ロビン・ウィリアムズの秀作の一つ。
あらためて鑑賞すると、26年前に近未来をこんな風に描けていることに感心します。特撮もかなりのレベルだと思う!

ストーリーは、簡単に言うと家庭用ロボットが人格を持ち始めて自立を目指す、まぁ夢物語なのだけど・・・

これがもし性悪なロボットだったらターミネーターの世界やな、世界の破滅やな、とか、矛盾点やいくつかツッコミどころはあるものの・・・そっちはこの際あえて置いといて。

私としては【人生讃歌】と【限りある命だからこその、生きる喜び】を、この作品からメッセージとして受け取りました。

美しいものを綺麗だと感じる心
美味しいものを味わう楽しみ
自分らしく生きるということ
人を愛するということ

人間ならではの苦しみもあるけど、主人公の【自分探し】の200年の運命を辿るうちに、人として生まれて、こうしていろんなことを感じながら今を生きていることが本当に貴重でありがたいと感じた。

ある意味、皮肉なものです。
永遠の命を持つ完璧な能力のロボットから、
不完全で凸凹で命短い人間として生きる勇気をもらうなんて!

とにかくロビン・ウィリアムズが素晴らしいし、サム・ニールも上手いなぁ。心も姿も美しいヒロインも好き。

なんだか、大切に心の中に留めておきたいと思える素敵な映画だと思う。

Mariko
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