暗黒街の弾痕(1937)

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解説

ウォルター・ウェンジャー・プロのユナイテッド・アーチスツ傘下に於ける第一回作品で、「激怒(1936)」「丘の一本松」のシルヴィア・シドニーと「月は我が家」「丘の一本松」のヘンリー・フォンダとが主演する。脚本は「Gウーマン」「モダン騎士道」のジーン・タウンとグレアム・ベイカーが書き下ろし、「激怒(1936)」に次いでフリッツ・ラングが監督に当たった。助演の顔ぶれは「ギャングの家」のバートン・マクレーン、「鉄人対巨人」のジーン・ディクソン、「ロイドの牛乳屋」のウィリアム・ガーガン、「宝島(1934)」のチャールズ・チック・セールで、撮影は「結婚の贈物」「浪費者」のレオン・シャムロイが担当。

1937年製作/アメリカ
原題:You Only Live Once

ストーリー

恋人ジョーン(シルヴィア・シドニー)が涙を流して、官選弁護士スティーヴン・ウィットニー(バートン・マクレーン)が運動したお蔭で、前科三犯のエディは保釈出獄を許される。ドーラン神父(ウィリアム・ガーガン)に送られ自由の身となった彼は、ウィットニーの世話である運送会社のトラック運転手となる。ジョーンの姉ボニー(ジーン・ディクソン)は妹がエディと結婚することに反対し、彼女に恋をしているウィットニーと結婚するように勧めたが、ジョーンは即日エディと式を挙げる。前科者と蔑む世間の冷たい眼に苦しめられながらも、二人に幸せな日が続いていた。郊外に庭園つきの小住宅を月賦払いで買うことになり、そこへ引移った日、エディの雇主は遅刻を理由に、非情にも彼をクビにする。なんとか職を見つけようと狂人のように町をさまようエディだが、前科者の烙印がどこまでも前途を妨げた。その頃、毒ガスを用いて銀行を襲撃し、現金を積んだトラックを奪取した怪盗がいた。乗り捨てた自動車には、エディの頭文字の入った帽子が残されていた。直ちにエディ逮捕の網が張られる。エディはジョーンに帽子は盗まれたので身に覚えがないことを告白し、逃走しようとしたが、彼女は無実を証明するため自首を勧める。そこへ警官が現れて彼は捕縛され、裁判の結果死刑が宣告された。執行の当日、エディは囚人マグシイの助けを得て自ら負傷して病室に移された時、医師を人質に脱獄を計った。その時、銀行破りの真犯人がトラックもろとも河中に転落水死しているのが発見され、エディの釈放状が着いた。ドーラン神父は拳銃を構えたエディのもとへその知らせを持って近づくが、彼は官憲のトリックと思い、神父を射殺して逃走する。ウィットニーは、ジョーンに自分の車を提供して二人を逃がす。神父を殺した悔恨に悩みながら、二人の長い逃避行が続く。野に伏し山に寝て、その中にジョーンには赤ん坊が生まれた。秘かに子供をウィットニーとボニーに托した二人は、ようやく国境近くまでたどりつく。その時、警官隊に発見され、抱き合ったまま銃弾を浴びて崩れるように倒れるのだった。

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映画レビュー

4.0目の動きが印象的

2014年10月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

ボニーとクライドを取り上げた最初の映画ということでしたけど、『俺たちに明日はない』とは随分、取り上げ方が違いましたね。どちらかと言えば、『俺たちに』の方が事実に近いのかな?
しかし、この映画は、細かい部分がとても印象的でした。特に印象的だったのは目の動きと、それを映す際の切返しのショットでしたね。見るものと見られるものとの対峙を、こんなにも緊迫感を持って演出できるのは、さすがにフリッツ・ラングだな、という気がしました。あと、銀行強盗シーンでも目の動きがポイントでしたよね。こういう細かい演出がやっぱり映画を面白くするんでしょうね。

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チャーリー

4.0淡々と、破滅は近付く

2011年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

「俺たちに明日は無い」で有名となった悲劇のカップル、ボニー&クライドを世界で最初に映画で取り上げた、ドイツの巨匠、フリッツ・ラングの悲恋物語。

1937年の公開作品でありながら、そのスピード感溢れる展開と、気品ある演出、そして観る者を一気に物語に引きずり込む圧倒的な力は、現代のサスペンスが持ち得ない、時代をしっかりと乗り越えてきた魅力を存分に発揮する。

希望に満ちた表情で、刑務所を出た男。その男との間にもうけた子供の出生を心待ちにし、男と幸せに満ちた生活を夢見た女。その一組の男女が、少しずつ、少しずつ他人に壊され、汚され、貶められていく悲しみを、淡々と描き出していく。

「俺たちに明日は無い」で描かれた男女の最期は壮絶な怒りと諦めに満ちたカットで劇的に描かれるが、本作はファンタジックに、ささやかな幸せを予感させる最期が用意されている。ここに、フリッツ・ラング監督がもつ優しさ、この男女に向ける慈愛の眼差しがある。何故、この男女の悲恋物語に私達は惹かれてしまうのか。その根底にある夢と、愛の深さをどのように描くか。ボニーとクライドの物語は、多くの映画人によって違う解釈があって良い。

古典作品の奥深さと底知れぬ迫力を存分に感じられる一品。最近になって傑作選として世に出たフリッツ・ラング監督の名作を、目を見開き、隅から隅まで味わって欲しい。

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ダックス奮闘{ふんとう}
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