劇場公開日 2014年12月27日

アルファヴィルのレビュー・感想・評価

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5.0現代の落語者の末路

2025年1月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

自ら知る苦しみと悦びを放棄した人間の末路

ハリウッド映画だった……
ゴダールがまさかハリウッド映画を作るとは
勿論彼がヤワな映画を作るはずもなくかなり誇大妄想的な映画に仕上がっていた

低予算SF映画のお手本みたいな作品に感じた(ゴダールにしては予算がかかってる
直線とガラスの建築、人間味のない役者、途方もない大袈裟な設定、意味有りげな台詞

『時計じかけのオレンジ』が参考にしたそう
洗脳によって人間を改造する点は共通している
多分『2001年宇宙の旅』も影響を受けている

意外とアクションがしっかりしてた
カーチェイスのシーンはゴダール史上最もマトモなアクションシーンだったかな

追記:マルケルの『ラ・ジュテ』の影響ありそう

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悠

4.0人間のぬくもりについて

2024年5月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

2度目の鑑賞。
1度目のときは、プールでの処刑場面がとても印象に残った。当時はかなり斬新な映画だったのだろうなと思った。

今回は、パリの街で撮影していること、それがすごいと思った。特別なものを使わずに現実にある街をそっくりそのまま異質なものに見せるなんて。どこをどう変えれば異質なものと見てもらえるかがポイントであるわけで、そのへんの作り方というか、本質の捉え方がうまいなと。

ストーリー自体はシリアスで、コンピュータが発する言葉も私にはなかなか疲れる。でも、主人公がスマートに敵をポンポン殺すところや、キャラの設定などは、なかなか軽快でおもしろい。

舞台が現実的なパリの街だということは、制作費が低コストだっただろうということがまず頭によぎってしまうが、よく考えてみれば意味が深い。
一見、合理的に人の生活が営まれ、社会が機能しているふつうの街。だから何も問題はないと錯覚するし、させられる。ふつうに機能しているのだから誰も文句は言えない。間違っていることがあっても、彼らはそのことに気が付かない。気が付かされないよう仕組まれている。
当たり前だと思っている、ということの恐ろしさ。
自分たちがゆがんでいくとき、素早くキャッチし軌道修正していけるだけの敏感さや賢さをもっていなくてはこうなってしまう、ということだ。

この映画では、また、味気ない世界と対比することで、芸術的感性、それを理解する人間の感度というものへの信頼、そのようなものが浮き彫りにされている。
人間のぬくもりを感じさせる、なかなかロマンチックな映画なのだなと思った。

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あま・おと

0.530分が限度かな

2021年7月6日
PCから投稿

手持ちカメラの面白さとか雰囲気の面白さとかいうのがあるけれど、長時間は持たない。まあゴダールの作品は二度と見ないでいいな。

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タンバラライ

3.0市民プールも新しかった時代

2019年11月1日
iPhoneアプリから投稿

カスタムメイドの企業コンピュータ。昔の汎用コンピュータ全盛時代、そもそもコンピュータ自体が高額だったため、一台の汎用コンピュータをエアコンの効いた専用のコンピュータルームなる場所に設置して、専門の技術者がこのコンピュータを操作しながら大量データを一括に処理しているという光景があったらしい。それを思わすワンシーンがあった。なお不完鑑賞ですので、いつかまた観ます。

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ほぼぼーぼぼーぼぼ

4.0服。

2017年8月4日
PCから投稿

劇中でアンナ・カリーナがきてるもふもふのついた服がなんとも言えませんね。

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ハワイアン映画道の弟子

4.0最初…

2015年8月15日
スマートフォンから投稿

設定も何もよく分からず寝そうでしたw

でも話が進んでいくにつれ、内容を理解し始めると途端に面白くなってきました。

SFっぽく見えないけど、確かにSF。

すげぇ面白い!という作品では無いけれど。

昔のSFはいいですね。
今みたいな派手さはないけれど、どう見せるか、どう撮るかなどの工夫があって、話も一癖もふた癖もある。
だがそこがいい。
色々考えながら見れるからね。

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