劇場公開日 1975年11月22日

「【”母は何だかんだ言って、強し。そして、女性の自立。”不愛想な夫に死なれた母子の、ヒューマンロードムービー。その後の大スター達がビックリ役で出演しています。】」アリスの恋 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”母は何だかんだ言って、強し。そして、女性の自立。”不愛想な夫に死なれた母子の、ヒューマンロードムービー。その後の大スター達がビックリ役で出演しています。】

2024年11月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー マーティン・スコセッシ監督の超初期映画である。そして、後年のエレン・バースティンしか知らない私には、とても新鮮だった作品である。-

■幼い頃歌手になる事を夢見ていた、今は平凡な主婦のアリス(エレン・バースティン)。
 不愛想で会話もなくなっていた夫ドナルドの事故死をきっかけに、幼い頃からの夢だった歌手になろうと、12歳の生意気盛りの息子トムを連れて故郷モンテレーに帰ることにする。道中、旅費を稼ぐためにウェイトレスとして働き始めたアリスは、客の農場主デイヴィッドと恋に落ちる。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・序盤までは、アリスの男運の余りの悪さに、可哀想になりながら観賞。不愛想な夫は序盤で事故死。途中、バーで歌手として歌っていた時に近づいてきてベッドを共にしたベン(ナント、ハーヴェイ・カイテル)は、妻のいる超DV男で、慌てて逃げ出す始末である。

・その後、寄った町でウエイトレスで生計を立てるが、店の他のウエイトレスとは上手く行かないし・・。
 けれども、店の常連のデヴィッド(クリス・クリストファーソン)とは親密になるが、トムと彼の家に行くと些細な事でトムはデヴィッドと喧嘩するし・・。

・けれども、仲の悪かったウエイトレスとは仲良くなり、愚痴を聞いて貰い、又働き始める。そして、店にやって来たデヴィッドとも、仲直りをし、良い仲に戻るのである。

<ストーリー展開は、シンプルであるがアリスを演じたエレン・バースティンの歌声や、ど根性母っぷりがナカナカな作品。
 小さくて、ボーイッシュなジョディ・フォスターも出演しています。
 ローラ・ダーンが出演しているようなのだが、誰だか分かりませんでした・・。>

NOBU