「どうにもモヤモヤ」アラビアのロレンス ouosouさんの映画レビュー(感想・評価)
どうにもモヤモヤ
砂漠の渇きと蜃気楼がロレンスの、またイギリスの迷妄と重なる演出は見事。もうああいった壮大なロケ映画というのは作れないのだろうかと思うと、映画というものへの郷愁もある。
だが、二枚舌が3枚集まって6枚だね、みたいなところもちゃんと描かれているんだが、なんだかモヤモヤするのだ。西部劇的オリエンタリズム(?)を感じるからだろうか。オスマン・トルコはダレにとっても敵であるということが自明であるかのように描かれているからだろうか。
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