劇場公開日 1963年6月8日

「いい映画」アラバマ物語 ジミーさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0いい映画

2015年8月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

幸せ

黒人差別の問題に真正面から向き合っている。それなのに、切り口がいいので、押しつけがましさがまったくない。この映画の製作意図に、自分たちの問題を正直に告白する、勇気と誠実さを感じた。主人公は弁護士で法廷劇なのだが、「12人の怒れる男」が嘘くさく思えるほどリアルだ。

ただ、全体的な雰囲気がもやさしさに満ちているので、深刻な問題を扱っているのを忘れさせる。邦題はそこからつけられているのだろう。

米国本国での評価が高いのもうなずける。

ジミー