「いい映画」アラバマ物語 ジミーさんの映画レビュー(感想・評価)
いい映画
黒人差別の問題に真正面から向き合っている。それなのに、切り口がいいので、押しつけがましさがまったくない。この映画の製作意図に、自分たちの問題を正直に告白する、勇気と誠実さを感じた。主人公は弁護士で法廷劇なのだが、「12人の怒れる男」が嘘くさく思えるほどリアルだ。
ただ、全体的な雰囲気がもやさしさに満ちているので、深刻な問題を扱っているのを忘れさせる。邦題はそこからつけられているのだろう。
米国本国での評価が高いのもうなずける。
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