アラクノフォビアのレビュー・感想・評価
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当時、蜘蛛嫌いの家族のために借りた
思わずアラクノフォビアをアラくもフォビアと言い間違えそうな作品であった。
蜘蛛がキライな人は鑑賞無理なんではないかと思う。
当時は今ほどの映像技術もない為、直球で蜘蛛をぶちこんできます。
『通好みの演者の共演』
遙か悠久の記憶の彼方、劇場で鑑賞した憶えがあるが、自宅にて何度目かの鑑賞。ベネズエラから始まり、カリフォルニア外れの田舎町カナイマを舞台に、コメディ色の濃いパニック・ホラー。二歳のトラウマ体験から、タイトルの蜘蛛恐怖症を患う医師“ロス・ジェニングス”のJ.ダニエルズ、コメディリリーフである害虫駆除業者“デルバート・マクリントック”のJ.グッドマン、“アーヴ・ケンダール”のR.ブロックスミス等、何気に通好みの配役で、各々の若かりし姿が拝める。CGIに頼らない特撮も見所の一つで、全篇バランス佳く進行するが、物足りなさが残るのも事実。60/100点。
・途中、何度か口元の動きと科白が合っていない箇所があり、アフレコで製作されたのではないだろうか。製作開始当初は純粋なモンスター・パニック・ホラーであった様だが、監督はW.ストリックを呼び寄せ、シニカルでポップな仕上がりをオーダーし、シナリオの改定を重ねさせた。監督曰く、A.ヒッチコックの『鳥('63)』をお手本としたとインタビューで答えている。
・シナリオは撮影後も変更されたらしく、カットされた設定やシーンも多かったと云う。例えば、S.パンキン演ずる“ロイド・パーソンズ”保安官が車の運転中に蜘蛛に咬まれ亡くなるシーンが実際には撮影されたが、本篇でそのシーケンスは丸ごとカットされており、確かに後半、このキャラクターは突然、画面から姿を消し、ラスト迄、再登場しない。
・舞台となる田舎町“カナイマ”は架空の町だが、由来は冒頭のベネズエラに実在するギアナ高地の観光名所で、世界最大の落差を誇る滝、エンジェルフォ-ルの在る国立公園の名称から採られている。
・'14年、米国ミズーリ州にてドクイトグモ約四千匹が大量発生し、余儀無く住民達が転居をする事案が発生した。これを伝えるナショナル・ジオグラフィックによると、ドクイトグモは攻撃性が低く、昆虫を食べる以外の事は殆どせず、滅多に人を咬まず、こっそり忍び寄って人を襲い掛かる様な事もしないと云う。往々にして医師は蜘蛛の咬み傷に対し、実際より重く診断し、大袈裟に扱いがちであり、どうか必要以上に蜘蛛を怖がらないで下さい、貴方の隣人の方が余程危険なくらいですと記事は結んでいる。
・鑑賞日:2019年2月11日(月・建国記念の日)
クモ嫌いな私にトラウマを浴びせる作品
いやあ、もう今でもぞっとする…。
生まれ育った実家は九州の旧家で足の長いクモがよく出没して私を恐怖のどん底に叩き込んでいたのだがホラー好きにとって避けては通れぬって事で意を決して鑑賞。クモ嫌い=アラクノフォビアにとって雨嵐のクモの波状攻撃。素晴らしいホラー作品です。プロローグから始まり段々と明るみになってゆく事実。そして女王クモとの対決まで悪寒を我慢しながら画面にしがみついていました。途中にコミカルな場面もあるが作りは王道のホラー。まさにクモ嫌いの為のエンターテイメント笑笑。今でもリメイクしたらもっと凄い作品になるでしょう。都会にすむ人にはなかなかわからないかも知れませんが一度は観るべき作品です。
冒頭からの冒険シーンが一番良かった。南米の秘境。壮大な滝と巨大な...
冒頭からの冒険シーンが一番良かった。南米の秘境。壮大な滝と巨大な穴。さすがはスピルバーグ、『インディ・ジョーンズ』や『ジュラシック・パーク』のようにスペクタクル映画の予感さえさせるのだ。
南米で死んだ男はカリフォルニアの田舎町に運ばれ、葬儀屋の棺桶の中からクモが一匹這い出てくる。死体は血を全て抜かれたようになっていた。ロスの新居にも現れるが、恐怖映画の定石で、子供が襲われそうになったも寸前で回避。ロス医師がアラクノフォビア(クモ恐怖症)であるという設定も面白いし、開業準備が整っていたのに町の老医者が引退を取りやめたというサブストーリーも面白い。しかもロスの妻は写真家でクモの巣が美しいなどと言ってるし、夫のアラクノフォビアを逆療法で治そうとしてる。見知らぬ土地での開業し立ての医師の苦悩。その上、最初の患者(隣人のマーガレット)が心臓発作で死んでしまう。子供たちは学校で父親が「ドクター・デス」だといじめられるし、イェール大卒の都会の医者というだけで警官などから反感を喰らってる上に、老医師からは「高血圧だったのに薬を止めさせるとは!」と訴えられそうにもなる。
アメフト選手の次はその老医師が死んでしまう。排他的でもあるが、頼れる存在である医者。町の医者がロス1人になってしまうまではかなり練りこんだストーリーだと思います。さらに昆虫学者の権威に頼むのですが、その人物は冒頭の探検隊の学者。人間関係だけ見ても面白い。
コミカルな害虫駆除業者も面白かったけど、なぜかなかなか助けに来てくれない。ジェフ・ダニエルズの1人芝居はなかなか大変だったろう・・・。エンディングは田舎を捨て、サンフランシスコの都会の夜景。普通の物語の逆パターンであるのも面白い。「思い出のサンフランシスコ」を流さなくてもいいかと思うが・・・
蜘蛛恐怖症
コメデイ・ホラーらしいですが自分には全くのホラー💦
コメディはほぼありません💥
クモのパニック映画は初見です。
ビビりの自分は終始クモにビビっていました💥
最初のアマゾンのシーンはスピルバーグの『ジュラシック・パーク』を彷彿とさせてくれます✨
作品全体を通してもグロいシーンは・・・見てのお楽しみで(笑)
ただ、クモのどアップで目が写るシーンは怖かったです💦
こうゆう映画でのお約束のキャラ設定、お約束の行動。
まさに、大好物です✨
アザートン博士の吹き替えはこれまた石塚運昇さん。
ロス医師の吹き替えは大塚芳忠さん。
『ONE PIECE Z』のZの声優をやってらっしゃいます。
しかし、Zの声とは全然違う感じで期待していたのに残念でした💦
お約束がつまりすぎて良くある映画になってしまっているかもしれませんが個人的には大満足でした✨
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