劇場公開日 1953年

「ジーン・ケリーが唄い、踊る!!」雨に唄えば 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ジーン・ケリーが唄い、踊る!!

2022年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1952年。監督:ジーンケリー、スタンリー・ドーネン。
ジーン・ケリーの肩書を見ると、俳優、ダンサー、振付師、歌手とあります。
生まれながらのミュージカル・スターなのですね。
この映画の前年(1951年)には「巴里のアメリカ人」で主演したケリーは
アカデミー名誉賞を受けています。
(これは、ジーン・ケリー唯一のオスカーとなった)
現在では「巴里・・・」より「雨に唄えば」が今なお色あせることなく愛される映画です。
ガーシュイン作曲の「巴里のアメリカ人」より、「雨に唄えば」はアーサー・フリード(作詞)とナシオ・ハーブ・ブラウン(作曲)のコンビの過去のヒット曲を集めたミュージカル。
聞き馴染みのある曲を聴けるのは、嬉しいことですね。

「Singining in the Rain」を傘を差しながら唄い踊るジーン・ケリー。
雨どいからは鉄砲水が流れている。
何トンの雨を降らせたことか?
よく足を滑らせないものです。
楽しげなジーンの表情が観る方にも伝染します。
素晴らしい名シーン。

ハリウッドがサイレント映画からトーキーに移行し始めた頃。
トップスターのドンとリナは何度も共演して結婚を噂される間柄。
公私混同して愛されてると思い込んでいるリナ(ジーン・ヘイゲン)に対して、
好意どころか、大嫌いなドン(ジーン・ケリー)。
サイレントからトーキーに変わるとリナの悪声がバレる。
新人のキャシー(デビー・レイノルズ)をリナの声の替え変え大作戦。

首を絞められた鶏さながらの声で演技するリナ役のジーンへイゲンも災難でしたね(笑)
このラストのネタバラシが実に痛快。
(年増女は若さ溢れる清純派には勝てないですね)

華やかなハリウッドのバックステージが覗けるのも楽しい。
(衣装が実にゴージャスで目にも楽しかったです)

琥珀糖
きりんさんのコメント
2024年1月3日

琥珀糖さんこんにちは。
あまりにも有名で、何となく後回しで観てなかった映画が、やっと昨晩 僕のものになりました。
まだ余韻で一杯です。舗道をスキップして走りたい。雨も待ち遠しい(笑)

きりん
kossyさんのコメント
2022年7月8日

『ミリオンダラー・ベイビー』にコメントありがとうございます。
こちらの『雨に唄えば』はやはり『巴里のアメリカ人』よりも親しみやすいですよね~

kossy